天気予報では 今日も快晴。
た~だ、この季節の、この気圧配置のこうした快晴はしばしば無風を呼ぶことが有って、それが心配な僕。
逗子湾沿いを車で走っていると、 沖の方でウインドサーフィンがプレーニングをしていて、
あたたたた・・・ そっちの方がよかったかな~?と・・・
まあいいやと、 鎌倉を抜け、 一度江ノ島まで流しつつ海のコンディションを確認。
うねりが適度に入っていて、 稲村ヶ崎から七里が浜辺りはサーファーが多数。
車を江ノ島駅でとめて娘を駅に降ろすと回頭させ、再び鎌倉へ。
途中のサーフィンショップで、マイク眞木がボードを保管庫から表に出しているのを横目で見つつ移動。
倶楽部へ着くやいなや、早速ヨットを出しマストやセイルなどを積みこんで浜へ。
朝方の風は落ちてしまいましたけど、まあ、ノンビリセイリングするには良い感じ。 5ノットくらいかな~今は
今日はキッズ達がウインド教室やっているらしく、 他にも大人の初心者とかいるので恐る恐るその間をぬって乗り出します。
少し沖に出ると、 今度は漁網があちらこちらに・・・・ うむむ
それを避けつつ、さらに沖へ。
何も無いところまで来ると、セイルを引き込んで巡航開始。 この時点で風速4ノットくらい。
長時間だと体が冷える可能性があるので、 ウエットの上にフィールドジャケット、その上からライジャケ、 正直言って熱い・・・・・ 防護しすぎた(^^;;;)内部汗だく(笑)
途中から風の方向が北東から南東へシフトして、「ありりゃ・・・ これまずいんだよな~」と。
方向からしてハル(船体)がランニング方向になる、いわば押し風で、速度が出ない上に不安定になるんです。
それでも途中で、トローリングのラットと針を流して、 もしかしたら何か釣れるかも? あははは
中間地点に来るとさらに風は落ちて、 これでは予定の半分しか回れない。
多分江ノ島まで走り、180度回頭して戻って終わりというのが判る。
まっ!いいか・・・(^。^)>
とノンビリクルージングしていると、 江ノ島辺りは大学ヨット部の船が凄い数で、 レースとかもやっているので、それを避けてさらに沖へ。
鎌倉を出て、約1時間半、 11時に出たので、 今は12時30分。
そろそろ戻らないと・・・と江ノ島の真横でジャイブをして帰り方向へ。
今度は風向きが下りから上りになるので、クローズホールド(45度風上方向)しながらタッキングの繰り返し。
た~だ、やばいほど風が落ちてきてなかなか進まない 3ノットあるかないか 少し泣き
でもって、ついには無風に近い微風になってしまった。
こうなるとブームバング(セイルの張りを調整)を調整、乗る位置を変えて(ラダー操作から抵抗のすくない船体そのものを操作する乗り方)、カニンガム(マストベンド可変)、アウトシートも再調整。
ハーケンのロックをフリーにして、ジブセイル(前のセイル)調整しながらメイ
ンセールのブームを直接手で掴んで走る事になる。
ただひたすら、髪とほおを撫でる風だけを感覚のみで捉える。
すでに海面は鏡面になりつつあって、 この時点で中間くらい。
1時15分頃にはこの状態で、 時々来るブローをつかまえて、何とか走っている感じ。
で、2時には完全風停止~~~! 来た~ぎゃははは!爆笑
帰れない典型的なパターン。
*これでレスキューが出動してくることが現実に有ります。
スマホはもっていますけど、そんな尤も無い事はできないので、最後の必殺技。
跳ね上げ式のラダーを真下から斜めにして固定。
後は、漕ぐ! ひたすら漕ぐ! そりゃそりゃ!
まるで海軍のトレーニングだよな~! と思いつつ、「与作は~木ぅを~切る~~~へいへいほ~!」とか頭で唄いつつ、ひたすら漕ぐ!
時々風が来るとセイルで風を捕まえて また漕ぐ!
すでに回りには漁船と大型のエンジン付きクルーザーヨット以外に誰もいなくて、相模湾ひとりぼっち(爆!)
かなり漕がされて、 3時頃にやっと到着、フェ~~~さすがに疲れました。
浜近くでは相変わらず子供達のウインド教室、 大学生のウインドサーフィン部が無風下の練習をしていました。
ひ~こら言いつつ船あげ、 全部水洗いすると、しばし倶楽部の人たちと馬鹿話。
くそ~~! 戻ってこれるか? これないか?で、多分かけをしてたな?みんな
まったく あはは
車にのると夕日が綺麗な湘南ストリートをつかって帰途へ、
ただし渋滞
思うような風では無かったけど、 楽しい一日だったです えへへ
Aquila 470 team, 2008 summer