帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

ダイハツ タントの オイルパン周りからのオイル漏れ修理

2024年04月30日 | N-BOX & タント 

家内の通勤カーである、ダイハツのタント。

これがね~~~~~、 オイル漏れが半端じゃ~ない! 

 

3000kmごとにオイル交換しているのですけど、 その時にFullまで入れていても、

次のオイル交換の時にはLow以下になってしまう。

 

恐ろしいでしょ!? 

 

以前は”減っているな~”という程度だったんですけど、ある時期からそれが激しくなり、

”メーターの警告ランプ”が付いても”お構いなし”に走ってしまう家のやつの事ですから、

このままだとエンジン焼き付かしてしまうのは間違いなく、 

 

したがって? ”嫌々”ながらの修理をしました  面倒くせ~~~!!んで。

 

漏れ修理は、それなりに時間の掛る作業ですから、本業前の朝の4時半に出勤して倉庫で作業開始。

エンジンが焼けきっているままだと火傷しいますから、まずはプラグ交換。  も、やる(笑)

 

先月だったかな~?ターボユニット交換したのに、フル加速時になんとなくもたつくので、交換します。

前回の交換から約1万キロ経過ですが、プラグには既にデポジットが付いていて、これが付くのは色々な理由があるのですが、

一つはプラグ自体に欠陥があって(もしくは寿命)、失火しているなどの異常な燃焼になっている場合。

他にはターボ交換前にタービンシャフトからのオイル漏れがありましたぁら、燃えてましたので、その影響ですかね~、多分。

しかし、この程度の距離距離で点火不良を起こすなんて、・・・・このメーカのプラグって余り良くなくて・・・・

メーカーはDENSO製ですが、以前もこうした短走行距離で駄目になることが何度もありました。

これならイリジュウムより普通のプラグの方が遙かに持ちが良いです、正直言って。

さて、オイル漏れ修理に取りかかりますが、 場所はオイルパン廻りから。

 

さすがに20万キロ目前ですので、あちこちから漏れても仕方は無いのですが、こんな部分から著しく漏れるというのは、

完全な設計ミスです。

 

何でこんな処に???というアホな設計するのがダイハツですけど、 全体としてオイル漏れに何しての対策がいい加減

ヘッドカバーガスケットは漏れて下さいといわんばかりだし、 有名なプラグホールのシール劣化等々、上げていくと切りが無い。

ちなみに、タイベルのテンション調整スプリング無しとか、意味不明なコスト削減をやりまくりするのは良いけど、

セコすぎでしょ?

 

今回の、エンジンオイルパンからの漏れなんて、 適正なパッキンを使っていれば廃車まで漏れない様な物ですので、

やたらと漏らす様に意図的に造っているのかいな??? このメーカーは。

 

話を戻して、ジャッキアップして馬を掛け、念のために油圧ジャッキを補助として掛けて、二重安全状態作業。

車を持ち上げて、オイルパン周りを見ると、オイルが漏れまくりで、デロデロ。

オイルパン自体全体が漏れたオイルにまみれてテカテカで、ボトムからその漏れたオイルが滴り落ちている。

その廻りをみると、サブフレーム含めて、廻り全体が、ギトギト。

 

他の部分もこんな感じで、 小さな黄色丸はパンを固定しているボルトなのですが、頭の少し凹んだ部分に

オイルが溜まってます。

エアコンコンプレッサーの取り付けフレームのボトムがグショグショ。

そんなわけで、如何におバカな設計をしているのか?が一目。

 

作業は、オイルを全部抜き、パンの周りにあるL型の補助フレーム?(緑矢印)を取り外すことから開始。

赤矢印のボルトを弛めて抜きます。

 

スパナで弛めてからロングエクステンションのソケットで取りはずし。

赤矢印のボルトを取り外し。

サブフレームの太いボルトです。

最後の一つ。

黄色の大きな丸のすぐ左のボルトがそれ、

フレームですが、 ボルト弛めてもエキパイに当ってしまい取り外せないので、マフラーと触媒を接続しているボルトを外し、

エキパイを動かして抜き取ります。

これがそれ。

障害物が無くなれば、後はオイルパンのボルトを全部弛めて降ろします。

 

ちなみに先にオイルを抜いておかないとえらいことになります。(笑い)

経験したい人は、是非やってみて下さい。 

 

オレンジ矢印部分が塗布されていた液体パッキン。

で、よく見てもらいたいのが赤丸のところなのですけど、取り付けボルトを締めたことで液体パッキンが極薄くなっしまっています、

初めは良い物の、年月と走行距離がある程度行くと、無いに等しい薄さですから、当然封止性が失われて漏れてくる。

エンジンブロックはアルミ、 オイルパンは鉄、 膨張率が全然違う事も合わさって、当然に起こることなんです。

 

他にも液体パッキンの塗布量が全体的に少なく、 切れが入っている部分が何カ所も。

なんつ~か、本当にバカな設計しています。

オイルパンの縁に強度保証のためのフレームを入れ、紙パッキン一枚入って入れさえすれば起きない事が、起きているという事実。

ペラペラの縁ですから、当然至極のことで、実にいい加減な事をしているんです。

ブロックの方は、パッキンが一部残っていて、 これは後で全部剥ぎ取ります。

 

エンジン内部のクランクシャフトやピストンの裏側とか見えていますけど、 オイル交換をマメにやっているので、

内部は比較的綺麗です。

手前にニュウ~ット伸びているのがオイルストレーナー

ここからオイルをポンプに吸い込みます。

外したパンをガソリンにて洗浄、そしてコンプレッサーで汚れとかパッキンカスとか吹きとばします。

ちなみに、オイルパンのボトムには、鉄粉や、折れたり割れたりして落ちた鉄片、アルミ片は一切ありませんでした。

エンジン自体は良好という証でもあります。

オイルでギトギトのボルトも洗浄。

液体パッキンは、今回これを使います。

ブロックの方も残りのシールを刮いでガソリンにて脱脂。

オイルパンにシールを盛ると、 取り付け。

あえて、多めに塗布しましたので、ボルト締めるとボルト穴から出てきたのが見えていますが、

そのまま固まらせるので拭くことはありません。

オイルパンが付いたら、フレーム? ガード?を戻して3つのボルトを固定。

最後に 触媒下のボルトを戻して作業は完了。

パッキンが固まるのに時間が掛るので、 オイルを入れてエンジンを掛けるのは明日になります。

 

お疲れ! えへへ


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。