依頼リフォームの続きです。
今日は休みでして、土曜日から3連休の翔ですが、当然に遊んでませんから仕事 (笑)
ずっと休み無くやっているな~と自分でも思います。
昨日、トイレ室のドア取り付けが終了したので、今日は玄関周りのボード張りを行います。
元々、ここには壁が有ったのですが、二階に材料を上げ下げする際に邪魔になるので取り壊してしまってました、
ですので、これをやるという事は、ほぼ造作の最後の方の作業になります。
まずは玄関横のボード張りですが、
見てのとおりに柱がありませんです。
なのにこの部分には、壁がありました。
この家を造ったバカ大工の無能な仕事がここにも現われている訳です。
構造上、本来は柱が有ってしかるべき処のはずが、 それが無い・・・・
つ~お粗末さで、有るのは薄汚れた間柱のみ。
まあ、場所的に強度云々という面で”絶対”という事は無いのですが、僕なら階段の四隅には
きっちりと柱をおっ立てますが・・・・
ちなみに、柱が無い事から階段の踏み板を支えている部分があり、それもこんな粗末な造り。
しかも一番上の渡し木はひん曲がった弓状で、それを支えるために意味不明な施工が連発。
柱一本有ればこんなことしなくても良いのですけどね。
この部分の内部を横からの覗くとこうなっていて、 階段のギシギシが少しですが出るのでそれを止めたいのが
山々なのですが、どうしても床下潜っての施工となるので、現実的に無理かな~ やはり。
それとも、向こうにある床下収納の壁をぶち抜いてやろうかな?
本来は柱が有って、壁の出来るところにレーザーをあてて見ますが、思いっきりずれているし・・・・・
そもそも、見ただけで右にずれているし、 ったく!
緑矢印の線がレーザー線ですが見えにくいので、写真ではラインを引きました。
でもって、どうせ間柱の”面(表面並び)”も揃って無いだろうなと・・・一応定規を当ててみると、ご期待通り。
どうやったらこうした施工が出来るのか?がまったくもって理解不可能。
まじでバカだ・・・・・・ と心の中で思う僕。
当然のことながら調整は絶対必要です。
文句言っていても始まりませんから作業を開始。
まずは片方の柱(写真右のやつ)に2x4を打ち付けます
反対側の方は、間柱を挟む様にして補助材を打ち付け、その上に2x4を取り付けます。
これは柱では無いのですけど、間柱を中心にして左右の揺れはボードが支えてくれますし、 前後の揺れも新しい壁材が受けてくれるので、通常の使用ではまず問題ありません。
この間柱を取り外し、新たに柱を取り付けようか?とも考えたんですけど、 当然向こうの壁が壊れるので、
後がとんでもないことになってしまいます。
なので、地味な施工になりますが、全体で支えるという感じですかね。
写真は施工中で、 緑矢印のところにもう一本補助木を取り付けます。
この作業中に、まだ未施工の部分が真上にあったので、途中からそれに取りかかります。
階段直上の斜め天井部分ですが、 面倒なので今まで放っていたのですが、とうとうやるハメに。
この部分を収納にしたいのですが、 場所的に全然手が届きませんので、 勿体ないですが、閉鎖空間になります。
ちなみに、ここの取り付け作業は脚立が立てられませんので、ラダーをこうして段側にかけて台として作業しました。
メッチャ危ないやり方ですので、必ず下にスリップ防止のラバーベースを置きます。
これが無いとまじでヤバいです。 絶対に真似しないで下さいね、正直言って。
完了
木を取り付けている理由ですが、 出っ張り部分なので、家具搬入時にぶつけやすいためで、
ボードだと簡単に割れてしまうので、保護的な意味があります。
斜めに張った天井ボードの末端(オレンジ色四角)にも同じく木(赤矢印を取り付けますが、 これは上に張った木とのバランスの問題で、
一枚だけだと編に感じるので、両端に二枚張ることで、 こういった仕様と思わせる?ためです。
紺色丸の部分は壁で塞がってしまう部分です。
天井ボードが終わるとすぐに、階段壁の右半分もボード施工。
壁になるところの左側も張り終わり、次は玄関ドアの真上部分。
ここも、半端なくいい加減な施工状態でしたので、やるのがひたすら憂鬱でした。
まずは垂れ木の横にボトムの高さと面を揃えるための補助剤を取り付けます。
上の方は面が揃っていますが、下の方になると面がメチャクチャで、 これにボードなど取り付けた日にゃ~
波打ってしまい、みっともないことこの上ありません。
ボトムカバーを作成。
そして、それを取り付けたら、 12mmの合板を蓋をするように取り付けて完了。
合板の理由ですが、この部分には、もしかすると収納を取り付けるかも知れないからです。
で、ここで材料がほぼ無くなって、 時刻も午後の3時半過ぎ。
残りの時間で、まだ取り付けていなかった開口部縦枠の取り付け。
そして、アウトセット引き戸の再調整をして終了。
今日一日、結構イライラが連続しまくりな作業だったせいか、やたらと疲れた翔です。
次回は、階段と玄関を仕切る壁の作成と、 まだボード張りをしていない、ところを仕上げるつもりでして、
これが終わると、内部造作関係は全て終了となって、後は内装仕上げに移ります。
大工から内装屋さんになるという事ですね。
土木屋、設備屋、電気屋、大工屋、内装屋。
更に屋根屋、外装屋、等々、普通ならそれぞれ専門業者がやるところを、 全て僕自分一人でやります。
マルチスキルエンジニアで有って、技術屋ですから当然出来ねばならない
今日みたいな日は、 帰って飲むビールが美味いんですよね~!!