2011年10月5日、アメリカのアップル社は、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs, 1955-)取締役会会長がこの日死去したと発表しました。56歳でした。この不世出の偉大なる人物を失い、世界は深い悲しみに包まれました。
ジョブズは、世界初のパーソナルコンピュータ、すなわちパソコンを、長年の相棒スティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak, 1950? )とともに発明します。
今日のGetUpEnglishでは、このジョブズの親友であるスティーブ・ウォズニアックが、ジョブズについて語った言葉を紹介します。
ジョブズは、かなり早い時期から、「歴史を変えたい」と考えていました。
◯Practical Example
"Steve was more the futurist,who would always talk about the few great people that had really modified history ― the Isaac Newtons and William Shakespeares of life."
「スティーブはもっと人類の進歩を信じていて、いつでも本当に歴史を変えた数人の偉人たちのことを語っていました。アイザック・ニュートンやウィリアム・シェークスピアのような人たちについて語っていたのです」
●Extra Point
ウォズニアックの愛称はWozです。ウォズは、コンピュータには個人の生活に大きく貢献できる可能性があると信じ、ジョブズとともに現在のパーソナルコンピュータの機能を構想して、形にしました。その第1号がApple I(1976 年)で、それをより現在の形に近づけたのがApple II(1977 年)でした。
◎Extra Example
"It was clear that he wanted to be one of them, that he visualized himself as those people. We were a very compatible, good couple in that sense."
「スティーブは明らかにそういう人たちの一人になりたいと思っていました。自分をそういう人物として思い描いていたのです。その意味で、私たちは持ちつ持たれつの、いいコンビでした」
このスティーブ・ウォズニアックのジョブズに対するコメントは、すでにGetUpEnglishで紹介しましたが、上岡伸雄著『名演説で学ぶアメリカの文化と社会』(研究社)で読めます。
http://www.amazon.co.jp/dp/4327452262
http://webshop.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-45226-1.html
同梱の音声CDで、ウォズの生声も確認できますので、ぜひご確認ください。