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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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NOTES

2020-09-04 00:04:43 | Avengers

 Black Panther で人気を博したChadwick Bosemanが亡くなったということがまだ信じられない。

『MARVEL 倒産から世界No.1となった 映画会社の知られざる秘密』のゲラ校正を若い編集者のRYさんと進めながら、悲しみに暮れた。

『MARVEL 倒産から世界No.1となった 映画会社の知られざる秘密』には『ブラックパンサー』について、このような描写がある。

While Black Panther may not have been the first black Marvel superhero to appear on screen—remember, Wesley Snipes played Blade in three movies—he certainly made the greatest impact. It was a big blockbuster superhero film dominated by African Americans—director Ryan Coogler, an avid comic book fan who was not only the first African American but also the youngest person to direct a Marvel film; a co-writer (with Coogler) Joe Robert Cole; plus a bunch of key production staff members that included executive producer Nate Moore, production director Hannah Beachler, costume designer Ruth E. Carter, hair department head Camille Friend, and specialty jeweler Douriean Fletcher.18

『ブラックパンサー』はマーベル初の黒人のスーパーヒーロー映画ではない。すでにウェズリー・スナイプス※主演で『ブレイド』シリーズの映画が3作作られている。だが、『ブラックパンサー』は映画界に最大の衝撃を与えた。この大ヒット映画は、ほぼ全員アフリカン系アメリカン人のキャストとスタッフで制作されたのだ。コミックを熱心に読んで育ったライアン・クーグラー※は、マーベル史上最年少にして初のアフリカ系監督となった。そのほかクーグラーと脚本を共同執筆したジョー・ロバート・コールも、エクゼクティブ・プロデューサーのネイト・ムーア※も、プロダクション・ディレクターのハンナ・ビーチラー※も、衣装担当のルース・E・カーター※も、ヘア・メイクの責任者のカミル・フレンドも、ジュエリー担当のドリアン・フレッチャーも、重要なスタッフはみんなアフリカ系だった。

 ご注目いただきたいのは、※がついた項目にはすべて詳細な注を付けた。これは原書にはないもので、その数は213(!)

 たとえば、ライアン・クーグラーには、こんな注がつく。

ライアン・クーグラー(1986~ )

アメリカの映画監督、脚本家。フットボールのスポーツ特待生として、セント・メリーズ大学へ入学。南カリフォルニア大学へ再入学し、在学中は4本の短編映画を撮る。2015年、ロッキーシリーズのスピンオフ『クリードチャンプを継ぐ男』が大ヒット。2018年、『ブラックパンサー』を監督。批評家から絶賛され、マーベル映画としては初のアカデミー作品賞を含む7部門ノミネートを受け、衣装デザイン賞、美術賞、作曲賞の三部門を受賞。

 同じく原書にはないアベンジャーズの写真もたくさん入るし、日本語版もかなり充実したものになったと思う。

 今月25日発売です。ぜひご期待ください!

 

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