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Happy Birthday

2007-03-13 10:43:25 | 日記・エッセイ・コラム

Anzu_1 Mokuren 今日はPapasanの誕生日だ。いつも誕生祝のように咲いていた桜桃は今年はもう散ってしまったし、白モクレンも散り始めている。しかし代わりにアンズがちらほらと咲き始めた。このアンズの品種は「平和」である。

朝、「Happy Birthday!」と言うと、「これで70の大台になった。後20年は生きるぞ」「え~、そんなに付き合えないよ。お釈迦さんだって、80だよ」娘からもメールでBirthdayカードが届いた。ただし私宛に。

なんとベラルーシのアンドレイさんからも電話がはいった。「お誕生日おめでとう」と日本語で。Papasan、幸せだよ。

神奈川県消費生活課から「暮らしのジャーナル」が郵送されていたが、これをなくしてHPに掲載する旨の通知が来た。郵送料の節約になるし、私は困らないが、だれしもPCを持っているわけではないし、私の年代ではネットを利用している人は少ない。電話料も郵送分は有料になって、自分でアクセスして見るしかなくなった。これで情報が行き届くのだろうかと、過渡期だとはいえ、心配になる。せいぜい情報センターを利用して、PC操作覚えなさいよ、と言っているが、60代はなかなかしない。

誕生祝にはならないが、Papasanの好きなフルーツケーキを焼いてやろうと準備に入った。ラムに漬け込んであるレーズンやプラム、アンズを細かく切った。このケーキはね、この漬け込んだフルーツが決め手なんだよ。市販のフルーツケーキはキャラメルソースで色づけしてあるけど、ウチのは漬け汁の色なんだ。しかもコクが出る。これは時間の賜物なんだよ。これは2年以上漬け込んであるからね。時間というものは本当に大事なものなんだよ。オレンジの皮は昨年のものだが、甘く煮てブランデーをかけて冷凍しておいた。その方が香がいい。

                                                  

夕べ湯川秀樹さんのメッセージを見た。平和と核廃絶を訴え続け、死ぬ3ケ月前まで、国際会議に出席して主張していた。その平和を訴え続ける生き様は見事だったし、頭が下がった。それに引きかえ、わが身を省みて、申し訳なく思った。

「核をなくし、戦争をなくそうなんて考え、当たり前のことなのに、どうしてみんな分からないのだろう」

「被爆国である日本の科学者が核廃絶の先頭に立て」

そうなんだよね、ごくごく当たり前のことが通じない世の中ではある。まして国際間では、基本がない。人類ということを基本におけばお互いに理解できるものなのだが、各国の利害が優先されているから、科学者といえども目先のことにとらわれて、科学ではなく非科学的な利害闘争に明け暮れてしまうわけだ。核抑止論はそのいい例だ。

74歳で、むしろ早い死を惜しんだが、湯川さんの生誕100周年になるそうだ。いい続けること、行動し続けること、たとえささやかなりとも。

コメント
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