探し物をしていたら、天袋にぞうりや下駄に混じって中ヒールと書かれた箱があるのを見つけた。下駄も酒田の塗り下駄があった。酒田へ行ったときに買ってきたのだろうが、あることすら忘れてしまっていた。
中ヒールなんておよそ履くことはないのだが、何かのことを考えて一足だけ礼装用にとっておいたのだった。カビが生えているかもしれないと、箱を開けてびっくり。「ひゃ~、なんだこれ?」カビこそ生えていないが、靴はヒールの部分がボロボロになって、中のプラスチックががむき出しになっている。両足ともそうだ。皮の部分はなんでもないが。まるで鉄がさびてボロボロになるように、赤茶けてボロボロなものが箱に詰まっている。そのままゴミ箱に捨てたが、ヒールの材質はなんだったのだろう。コルクだったのかも。こんなことはじめて。
おしゃれではないから、洋服に合わせて靴を何足も持ってはいない。形も数十年来同じ形の、軽くて、革がやわらかい、同じメーカー(ハッシュパピーかエコ)のものである。それは皮膚が弱いから、すぐ靴擦れをして辛いからである。面の皮はあついのにね、と言いながら、流行の形の靴を眺めている。でも、ときどき、他のメーカーや、同じメーカーの新製品を買ってみたりする。シュー・フッターにあわせてもらって。でも結局はダメだと言ってはかなくなってしまう。もったいない、もったいない。
さらに困ったことに、靴は履きならしたものより、はきおろしたときが一番フィットする。ずいぶんと無駄をしているわけである。
金魚の水槽の掃除をして水を入れ替えた。この前掃除をしたのはいつだったかな、そんなに経っていないような気がするんだけど。こげ茶の藻がびっしりと付いてしまった。半年ぐらい水を替えないで放っておいても平気だったのに、何が原因かな。