毎日、クモの様子を見まわっている。クモの網で一番目につくのはジョロウグモの網だ。ジョロウグモの最盛期のようにどこもかしこもジョロウグモだ。大きな網を一つ一つのぞいている。クモが複数いることもある。だけど、いまだにイソウロウグモの姿は見たことがない。ジョロウグモの網にいると本にはあるのだが。イソウロウグモそのものは単体で見つけたことはある。シロカネイソウロウグモ、アカイソウロウグモは家の中であった。
チュウガタシロカネグモの水平網も日を受けてきらきらと美しい。後はゴミグモの小さな垂直円網。これもかわいい。木の葉にはコクサグモが網に鎮座している。
ゲリラ豪雨のとき、避難したのだろう、が、以来、姿を消してしまったのはコガタコガネグモ。網を張るクモだからと、探しているのだが見つからない。窯の前扉に網を張っていたコガタコガネもいなくなってしまった。まだ姿を消すには早いよ。
クモを探していてカラスウリのウリンボを見つけた。カラスウリ異変で花も咲かず、実がならず、それが続いたので絶滅してしまうのではないかと思っていた。カラスウリは自生のものである。それでも生き残っていたのだろうか、今年も細い蔓が出ていた。すると小さいがあの白い花が咲いたのを見た。もしかしたらと、期待していたのが、この実。でも細長い瓜らしくなく、丸い実がなっている。それでも、まぁいいか、とにかく自滅しないでもらいたいよ。木枯らしの中、枯れた蔓に残った真っ赤に色づいたカラスウリが風に踊っているさまは風情がある。