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骨折記

2008-09-17 17:44:23 | 日記・エッセイ・コラム
骨折2日目。起きだしたころはPapasanはもう犬たちを出かけてしまっていた。ベッドの下においてあった松葉杖を取り、まずはトイレに行った。それから台所へ、朝食の支度をしようと入った。薬を飲む都合もあるので、Papasanが帰ってくるのを待っているわけには行かない。できるだけ自力でしよう、と決めた。 まずは湯を沸かそうと、ヤカンを火にかけた。松葉杖を使っていると、手が使えない。物の移動に困る。しばし考えた。松葉杖をテーブルにかけ、椅子を動かしながら移動した。紅茶のポットをタナから取り、ガステーブルの横に置いた。もう一度椅子を動かして、カップをテーブルに置いた。冷蔵庫から紅茶の缶を出し、ポットの傍においた。スプーンがなかった。また椅子をうごかして、スプーンをとってきた。ポットを温め、ポットの湯を捨て、茶葉をいれ、そこに熱湯を注いだ。そこまではできたがこのポット、紅茶をこぼさないように、どうしたらテーブルまで運べるか。ポットをガステーブル沿いに移動させ、順次椅子を動かして移動し、テーブルに移すことができた。冷蔵庫から、ブルサン、牛乳、パンをひとつづつ持ってきた。これは横にしてもいいので。どうやらいつもの朝食はできた。うんうん、慣れれば、うまくできそうだ。 10時過ぎ、Papasanが社協から車椅子を借りて来てくれた。貸し出しは4日間。必要なら業者からレンタルできる。費用は月、5000円ぐらいということだった。とりあえず、車椅子が役にたちかどうか、借りてきたと言う。昨日練習したので勝手はわかる。移動はこっちの方がらく。少しぐらいの段差なら十分対応できる。これはいい。そこで車椅子を調べると通販で23、700円であった。今後だれかが、必要になることもあるだろう。要らなければ社協に寄付してもいい。そこでさっそく注文した。20~21日には届くと言う。タイミングもいい。 便利だが家の中にはいらないものがおいてある。これを片付けなくては。滑らないようにサンダルを脱いでソックスに毛糸のソックスカバーをつけているので、犬の毛がみんなついてしまう。そこで車椅子に乗ったまま、コードが届く範囲しかできなかったが掃除機をかけた。大丈夫、できる。トイレに車椅子で行った。ところがトイレのドアが閉まっていた。しばらくは、開けたままにしておいてもらおう。コーナーにものが置いてあったので、ドアの前で車椅子を下り、ケンケンしながらドアの前までいった。低い段差がある。この程度なら飛び上がれるだろうと、はねたら転んでしまった。転ぶのはいいが、痛い右足を床にぶつけてしまった。いた~い!挫いたときぐらい痛かった。公共施設のトイレにある手すりは必要なんだ。手を洗うのも台所の蛇口は高くて手が届かない。健常者は頭では分かっていても、実感していないことが如実にわかる。Papasanに洗い桶にぬるま湯を入れておいてと頼んだ。ひとつひとつ、経験するのは勉強になる。痛みさえなくなれば、家事もできるようになるだろう。
コメント
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