24日、二度目の外出になる。今日は病院ではなく、まずは町民センターの工芸室、来月早々、本焼きをするので、色見本を焼いてもらうために新しい釉薬をかけに行った。今回はいつものところからではなく、美濃の釉薬専門店からとった。だからボーメをちゃんとはかり、濃度をチェックして、指示通りにかけたかった。葉子さんに頼んだが、今月は来られないというので、購入した責任もあるので、でかけたのである。
出かけるのはいいのだが、難関がある。それは上の車までいくこと。先回の経験をいかして、まずはお尻をついて高さのある段々をおり、そこからシリセードで行き、教室前から車椅子、そして石段はいざってのぼる、と考えた。腰に大判の湯上りタオルを巻いた。両ひざにタオルを三つ折にしてしばった。登山の時の尻皮があればいいんだが、なんていいながら。スポーツ店に行けば、ひざパットも売っているだろが、スポーツ店がどこにあるかもわからない。
さて、実際に動いてみた。玄関の高い段差はお尻をついて下りたのは正解。しかしお尻の下のタオルはめくれ役には立たなかった。で、急遽、シリセードをやめて、松葉杖に代えて、教室前まで行った。ここは舗装されているのだが、車椅子の車幅がないので、片方の車輪を落とすことになる。だから車椅子が使えないのだ。教室前から車椅子に乗ったが、レンガ敷きのところは車輪がいうことをきいてくれない。やむなく松葉杖で石段まで行った。石段は左手を手すりにかけて、いざるようにした。石段は左足はいざらず、右だけひざをつくとラクに上れた。ただし、三つ折のタオルでは痛い。腰に巻いてあるタオルをはずして、四つ折にして右ひざがつくところに敷いた。これならひざも痛くない。ひとつ利口になった。ただしこの石段は上り口と中段に踊り場がある。この踊り場は這わなくてはならない。こういう状況になってみると、なかなか厄介なことである。
町民センターは今日は裏からまわった。裏口の方が段差がないと教えられたからである。でも入り口までがいささか斜度がある。自力で登る自信がなかったので押してもらった。
素焼きのできた9ケのぐい飲みを取り出してもらい、新しい釉薬を並べてもらい、ゆっくりとひしゃくでかき回して、ひとつずつ裏に釉薬名を書き込んで釉掛けした。ひしゃくはその度に洗ってもらい、とみんなの手を煩わせて。窯入れのとき、色見本だから、一番下に入れてくれるように紙に書いておいてきた。どんな色になるか、初めてなので、焼きあがるのがなおたのしみだ。
外にでると、車椅子姿なんてめずらしいので、人が声をかける。いろんな話をした。バリアフリーから先日の選挙結果の話まで。うふふ、おもしろいね。
小田原まででかけた。彼岸花がきれいに咲いている。自分の車椅子をおろしてしまったがロビンソンは車椅子が備えられている。ここは使える。湯河原へ行くのも面倒、とノジマへ近くのシティモールの行った。2009年インターネットセキュリティを買いたかったのである。お店はフレスポという別棟に移ってしまっていて、遠かった。でも店員が親切で、売り場まで案内してくれ、会計まで付き添い、入り口までおくってくれた。感謝。
帰り早川口のマンションの前を通った。この間のときはご近所に垂れ幕が 貼ってあったのだが、今日はすべて撤去されていた。どう折り合いがついたんだろう、よそごとながら気になる。
朝、壁に張り付いているクモ発見。Papasan言わせると「大きなクモ」私には「まだまだ中ぐらいのクモ」アシダカだ。「おはよう、挨拶に来てくれたんだね」夜にはトイレにずっと小さなアシダカがいた。顔見せないとぼやいたから出てきてくれたのかな。
真夜中、かぼちゃのプリンをつくった。