暑いひるま、だらけきって寝るモンチ
ふっかーちゅ!
水曜、パッとしない天気だけれど雨には降られず、
髪型が崩れず気分はいい。
ガウラの花がよく咲く。ペンタスにも花がいっぱい。
朝、地下鉄で「東京焼盡」。
古日さんとの一献は、いつも美味しそうだけれど、
その前夜にお酒の都合がついたときの一献は、格別。
B29が来て、百先生の家がついに焼けるところで涙。無常なり。
その夜、百先生が一番気にかけたのは飼っている鳥たちのこと。
四谷が焼き払われて、最後まで気にかけたのは、四谷駅の燕の巣のこと。
(近所のお屋敷の小屋を借りて、)
○焼け出されたけれど雨露を凌ぐ庵ができたので、これからの明け暮れが楽しみである。
(捨てられずにたまっていた様々なものが一気に焼けて、)
○せいせいし又さっぱりせざるを得んや。
(positive vibration,yeah!)
北斗勝ちの甘木さんからTレモングリーンティ。
クラゲの話。日本海側のクラゲが、
津軽海峡を迂回して太平洋に回りこみ、
直径1mの大きさに成長して大発生してるとか。
夜、前から誘われていた甘木2さんと見附でご飯。
お豆腐、蟹入り湯葉、初物の秋刀魚、
野菜のソテー、サバの糠漬けのお茶漬、マンゴーと夕張メロン。
芸能界通の軽いオヤジと思ってたので軽い気分で行ったら、
4年ごしの思いを乙女チックに語られた。
なぜかオヤジにはキツイことをいえず、優しくしてしまう。
家に帰ってほどなくダーも帰る。
ダー「オヤジってのはだいたい乙女チックじゃん」
「へぇ、そんなことよく知ってるねぇ」(関心)
ダーは怒涛の本誌・コミックス・別冊・小冊子校了・
コミケ・再び本誌校了その他諸々の仕事がようやく一段落、
いっときの休息週間に入った。
ビールと餃子(ダーだけ)。たまってたビデオを見る。
ガキ使の代わりにゴクミのセレブ生活(ダー「顔が勝ち組」、内P。
ダーと私が揃って和室にいると、
猫3匹も和室に来てごろん。
殿はダーの膝上でほっくほくの「苦しゅうない」顔、
ビーとモンはテーブルの上でごろごろしてふるるる。
6畳の部屋にみんなで揃って、ついつい4時近くまで夜更かし。
あっは
めずらしいとこにいるだけで
たのちくなってるモンちゃん
渚には 語られなかった 物語が 眠ってるんだ
熱く焼けた 砂浜を歩く 真昼の夢を探してみようか
夏休みが終わって、東京には台風が接近中。
お昼頃は晴れて、如雨露で少しだけ庭の花に水遣り。
ママがくれた一輪挿しの花瓶にルドベキアの花を3つ。
ルドベキアは長く切るとすぐしおれるそうなので、
花の5㎝下くらいのところで短く切って小さい器に活ける。
すぐ後で強い雨が降り、一日降ったり止んだり。
低気圧のせいで気分が今ひとつ。
パチ屋でもらってきたジニアの鉢植えを、結局私が引き取ることに。
鉢植えとジムの道具を抱えてスタバテラスに行き、
家族旅行帰りに直で来たCに会う。
「疲れてないの?」「やり場のないホルモンをジムにでもぶつけたい」
旅行の話、Cママの毒っぷり話など聞く。
妹は私の分のお土産まで用意してくれていて、
包みを開けると、豪華金の箱に入った、
半生のカツオが3本。
猫のためとしか思えない贅沢な逸品。
獣医で妊婦のC妹、本当に猫が好きなのね。有難し。
ジムの駐車場まで行って、うだうだ煙草を2、3本。
雨が降ったり止んだり。なんだかメロウ。
「今週末は車検で車ないの」「台風で天気も悪いしね」
「ってことは、台風一過だ!!」「そうだ!夏だ!」
「夏の予定たてよう!」「やり残したことある?」
「線香花火とレゲエフェス」「レゲエフェスね~」
「去年行ったねスーパーバッシュ」
「踊りまくって9月なのに汗びとびとで」
「9月でも全然夏本番だったよね~」
「Nちゃんはブラダとダンス」「それも今年やってない」
「それも風物詩?」「今週車ないのイタイな~」
「でもまだ残暑もあるし」
「残暑がね。とりあえず夏のイベント段取っとこうよ」
「段取ろう段取ろう」
「煙草もう1本吸おうかな」
「吸いなよ」
ジムで着替えたりするのが面倒で、
長らく駐車場でうだうだ。すべてにおいて往生際が悪い。
すぐに秋が来て 海には誰もいなくなる
(「海岸行き」)
プールで200m泳いだら閉館の音楽が流れ、
風呂に入って餃子楼買って帰宅。
ニャンコロンズに猫缶に代えて鹿児島産カツオをちぎってあげる。
自分で食べても旨みの凝縮した逸品。
3匹とも喜んで食べる。
特にビーちんは、まな板で切ってるそばから狙いをつけて、
私が隙を見せるとくわえて逃げる。
塊をくわえるビーは、野趣あふれて可愛くて、
わざと隙を見せる。
美味い不味いを瞬時に嗅ぎ分け、
これは美味いと思ったときのビーのキランとした目はとびきり可愛い。
殿は軽く噛んでからあげるとよく食べる。
モンチも、何だかわからないけど食っとけ、ってな調子でよく食べた。
内田百「東京焼盡」より
(4月の春雷の頃)
○雷は空襲と違ってまた不気味なり。しかし音に伸び伸びした響きがあるから空襲よりは上品である。
(5月2日)
○今日は一年中にて一番好きな八十八夜なり。(中略)歩いても汗ばむと云う事もなく、又風に当って寒くもなし。こんな時候が何日続く事かと思う。
(3日にはドイツでヒトレルが戦死し、百先生はラヂオの修理に右往左往したり、葡萄酒の味に難癖をつけたり)
ダー校了華僑で帰らず。
花火の次の朝以来会っていないなり。