なぎのあとさき

日記です。

真夏のヨコハマ

2011年08月13日 | お散歩

土曜はお能を見に、みなとみらいへ。

めちゃめちゃ暑いのに、
日焼け止めもサングラスも日傘もタオルも
ぜんぶ忘れる。
お財布には1500円くらいしか入ってないし。
夏が深まるとともに、
うっかりも極まってくる。

横浜能楽堂は木の香りのする
きれいな舞台。
雰囲気がよくて、
お客さんの夏の着物の色もとてもきれい。

お話は平家物語をもとにした「藤戸」
シテは哀しみに憂う老婆と、
理不尽に殺された漁師。
漁師の面はとても繊細で、
複雑な表情だった。

美しくて、面白かったけど、
なにしろゆっくりした喋りなので、
途中から眠気との戦いに。
周りの人もおおむね寝ていた。

野村萬斎の狂言「宝の槌」は
話も分かりやすくて
思ってた以上に面白くて笑った。

その後、
海の上の道を歩いて、
象の鼻パークで
潮風に吹かれながらビール。
美味すぎるし、酔いが心地いい。

西の空が夕陽に染まるころ、
東の空にピンクの丸い月が出て、
一緒に行ったKちゃんは
「今日はいい日」と何度もいってた。
山下公園につく頃には日が暮れて、
海は青白く光っていて、
観覧車やベイブリッジ、港に灯がともる。
中華街に行ってまたビール。

夏の早回しで、
今月は何の苦もなく鐘が鳴った。
満月とともに。

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