なぎのあとさき

日記です。

いとしのビーたま

2020年07月16日 | にゃんトーク

こいちゅ、あたちとくっつきたいのはいいけど、すごいばしょとるにょよ!

7月14日、ビーは12時に病院に預け、鎮静剤を入れての細胞採取。
仕事そっちのけで祈りながら待ち、5時に引き取り。
診察室で、ビーはかごから出て来て私によじのぼってきた。
かわいんだから、ビーはぁ。

先生は、先週言っていた怪しいものが、やっぱりある、と言った。
病理専門医に外注で出す前なので、あくまでも臨床医の所見ですが、と。

今回、大きめの穴を開けたので、そこから膿とともに排出され、脳のほうには行かないだろう、進行は早くはないと思う、リンパ腫ではないと思います、と。

外科的手術の選択はないです、とはっきり言ってた。
外科の腕は区内トップクラスで有名な先生がそういうのなら、ないのだろう。

炎症は間違いなく起きていて、炎症がその細胞と戦っている、悪いやつ同士の戦い。
なので、抗生剤はどうしても必要になるまで使わないでいってみる。

迎えに行くまでは心臓が喉元まできてたけど、先生の話を聞いてる間、不思議と肝が座っていた。
先週の話で、覚悟はできていた。
知ってるニャンコ2匹もほぼ同じとこにできてたので、そこまで珍しくないことも知っていた。慢性の鼻炎でそのあたりに物理的なストレスが長年あったことも。

動揺したり、呆然としてるひまはもうない。
ビーがらくに気持ちよく暮らせるように、よく考えて、見守り支えていくだけ。

それに、治らないとも限らない、、とひそかに思っている。生き物の命のことは、誰にもわからない。

このところますます苦手になってしまった病院に5時間もいて、ビーは家に帰るまで大声で鳴きっぱなし、帰ったらベッドの下に入ってぱたりと眠った。

しばらく寝たら起きて、ニャーッと一声鳴いて、カリカリを猛然と食べた。

目つきはいい、毛もフサフサ、お腹もふっくら、ウンチもいい。チッコはトイレの外でするけど、しっかり匂いのあるいいチッコ。足取りも、カラーつけてるのにしっかりしてる。
時々むずがゆがるほかは、これまでと変わりなく過ごしてる。
顔が顔なので昼間は抱っこして外には連れていけなくなってしまったけど、夜、ヒト気のない時間に連れてくと、気持ち良さそうにしてる。

病理検査結果の出た後で今後の方針を決める。先生は弱い抗がん剤のことをチラッと言っていて、私もそれについてすぐ考えていた。ビーは19歳と11ヶ月、手術は難しくても、内臓が元気なのは毛づやで分かる。やれることはやる。

次の日、ビーは銀スプ&腎サポMIX、ちゅーる、イワシむしゃこい。
目の上の穴から、膿と一緒に赤いものが出てきてる、悪い物全部出てしまえ!!

ちゅーるやカリカリを差し出すときも、食後、お顔のまわりを拭ってあげるときも、下僕には喜びしかない。

猫の前では涙はおろか、不安な気持ちも決して出さない。
スイッチ入れた日に外でまとめて泣いておいて良かった。たぶんあの日、腫れがただことではないことに気づいてた。だって20年も一緒にいて、ひたすら愛してきたからね。
いとしのビーたま、まだこっちにいてね!
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