18日、海上自衛隊護衛艦隊による集合訓練が舞鶴基地にて開始された。以下のポスターは海上自衛隊舞鶴地方隊のホームページに掲載されていたものである。
護衛艦隊集合訓練とは有事の際の艦隊集結行動の演習であり、全国に分散する護衛艦隊の艦艇が一堂に集結する訓練である。
護衛艦隊には護衛艦33隻、補給艦5隻、訓練支援艦などが所属するが、昨年度末の改編により自衛艦隊直轄であった第一輸送隊の輸送艦3隻が護衛艦隊隷下に異動したため、その作戦能力は極めて大きいものとなった。
報道によれば、今回の参加艦艇は23隻、人員4000名の参加である。
昨年度の集合訓練は例年よりも一ヶ月遅い五月に呉基地で実施された為、今年度は大湊基地で実施されるのでは、との観方があったが舞鶴基地で行われる事となり、18日は舞鶴市の江守市長による歓迎セレモニーが執り行われた。
なお、集合訓練は既に開始されているが、22日土曜日と23日日曜日、舞鶴基地桟橋が開放され一般の人も入る事が可能となる。
舞鶴基地へは、小生も先月に展開したが、今回は久居駐屯地を断念し、長躯舞鶴基地へ展開する事を決定した。
舞鶴港は、海上自衛隊基地のある東舞鶴港と商業港である西舞鶴港に分けられるが、東舞鶴港に入港できなかった艦は西港に係留されている。
目下、どの艦艇が入港しているかは鋭意調査中であるが、京都新聞電子版の掲載写真では、舞鶴基地を母港とする“はるな”に、横須賀基地の“しらね”が横付けする写真が載せられていた。
また、演習に参加はしていないが先月の段階では映画『亡国のイージス』で一躍有名となった“みょうこう”が重整備状態でドック入りしていた。
舞鶴基地へはJR東舞鶴駅から徒歩で20分ほど、また平日であれば桟橋は事前に地方連絡部などを通じての特別許可がなければはいることは出来ないが、外側からも少なからず見る事が出来る。
集合訓練となるとその参加艦艇は港内広域に広がっている為、外側からの撮影も選択肢に含める事をお勧めしたい。なお、写真は国道から望む舞鶴基地である。
舞鶴基地へ行く際に充分留意する事は、終電が非常に早いということだ。終電は2151時、京都や大阪に帰る場合はその一本前の2030時の列車に乗らなければならない。夜間電飾が2000時からである為、一歩間違えると終電を逃す恐れがある。一時間0~2本のダイヤであるため、充分な事前確認が必要であるが、小生は日帰りを諦め、一泊する手続きを行った。市内のビジネスホテルやカプセルホテルは若干の余裕があるとの事で、\3900~と意外と安価、Webなどで検索しご参考にされたい。
基地内には駐車場があり、週末の桟橋一般公開では基地入り口で必要事項を帳面に記載すれば駐車が可能であるが、数に限りがあることを考えれば鉄道を薦めたい。京都駅から特急舞鶴号が出ている。
集合訓練に関しては情報収集中であり、情報が入り次第お伝えしたい。展開を計画される皆さんの参考の一助となれば幸いである。
HARUNA
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