■そして舞台は宇宙へ
昨夜は中秋の名月である。月はラテン語でLUNA,私の愛犬は榛名、HNは“はるな”、発音が似ているということで、300㍉望遠を持ち出して天体撮影。北大路機関、今回は宇宙である!。
中秋の名月とは旧暦で八月十五日の観月を示す。十五夜、つまり旧暦の八月十五日が昨夜であった。ということでバーボンをワンショットグラスに注ぎ観月。幾杯かあけ、いざ写真を撮ろうというところで、昨日は仏滅。仏滅でも零時をまわれば大安、その時撮ればOK,俺!頭良くね!?と大発見。・・・、それもう十五夜違うやん、ということだけが後で気づいたのはナイショだ。最初の一枚は露出過剰。
松尾芭蕉が“名月はふたつ過ぎても瀬田の月”と詠んでいるし、二つ過ぎても良いのなら零時を少しまわっても誤差の範囲内であろう。瀬田だって新快速ですぐの場所だし。そんなこんなで撮影しなおそうとしていると、操作ミスで、ISO感度を上げてしまった。超過剰露出。
シャッター速度1/250、ISO100、F値5.6で撮影。うん、これならいける。ちなみに自室バルコニーから撮影したが、観月の名所には、大覚寺の大沢池、・・・、遠くて上り坂下り坂で無理。嵐山の渡月橋、終電が危ない。清水寺の舞台、もう閉まってる。彦根城玄宮園、遠すぎる。まあ、ひとそれぞれの楽しみ方があるんでしょうな、万事。
露出過剰の写真を画像補正ソフトで暗くしてみた。雨の海や嵐の大洋、晴れの海や写真上部の丸い点、コペルニクスが見える。その少し離れた部分にはプラトン、これは確認難しいかも。月までは38万4400km、地球の直径は12756km、月の直径は3474km。遠い世界ではある。
地球と月は、ひかれ合う力と遠ざかる力、引力と回転運動で発生する遠心力が絶妙のバランスを保っていることで、着くことも離れることも無く回っている(参考資料?ARIA⑨のアル君発言)。いやあ、月いいですね、月そのものだけでなく、例えば、観月の宴とか、真祖の姫君とか(違)。
HARUNA
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