■彦根城400年祭明日終了
滋賀県彦根市、ここには築城時の天守閣を今に伝える全国でも数少ない天守閣が保存されている彦根城がある。彦根城では、築城400年祭を祝しての祭事が行われていた。
彦根城築城400年祭を大きく盛り上げたのは、いわゆる“ゆるキャラ”として人気を集めた“ひこにゃん”の存在が挙げられる。“ひこにゃん”はその昔、古いお寺にいたのだが、このお寺にて休息をとっていた彦根のお殿様を落雷から救ったということで、兜と刀を貰い、彦根城で暮らしたという伝説の猫がモデルである(参考資料:「ひこねのよいにゃんこのおはなし」もろへん著 サンライズ出版刊 2007)。
ひこにゃんは、彦根城400年祭において、1030~1100時と1400~1430時において彦根城天守閣前広場に、1530~1600時まで彦根城博物館にて来場者とふれあいの時間が設けられている。また、祭事へのトップセールスも意欲的に行い、東京京都名古屋大阪などにも足を運んでいる。
天守閣は、比較的小振りであるが、佐和山城の天守閣を移築したものとして知られ、小山の上に構える天守閣は彦根と琵琶湖を一望でき、四つの国宝天守閣の一つに数えられている。
さてさて、ひこにゃんであるが、築城400年祭終了後の去就が注目されていたが、公式HP(※)11月20日の発表では、来年三月まで毎週土曜日日曜日及び祝日に限定して彦根城への登城が行われることが決定された。登城時間などはまだ未定ながら、ファンには嬉しい知らせである。
エアギターを披露するひこにゃん。ゆるキャラは数多しといえども、ここまでユーモアに富んだキャラクターはひこにゃんくらいではないだろうか。
彦根城博物館での交流時間では記念写真なども撮影でき、握手やハグもOKだったりする。なお、彦根城博物館の多目的ホールまでは無料で入ることが出来た。小生は、その後、お城に、というコースで見学。
御馴染みの正座ポーズや、刀をかざしたポーズ(安全上の配慮から刀を実際に持っているわけではないので、エアギターならぬエアソードといったところか)も披露してくれる。また、そのポーズで記念写真を撮影することも可能。ただ、混雑時はこういったことも出来ないことがあるとか。
さて、明日を以て閉幕する彦根城築城400年祭へは、新幹線ならば米原駅からJR琵琶湖線乗り換え。米原駅の次の駅が彦根駅である。
のぞみ号は通過し、こだま号と一部のひかり号が停車する。これを機会に、こだま号に多用されている300系新幹線を堪能したいところだ。
琵琶湖線(東海道本線)では、JR西日本の誇る223系1000番台や2000番台のゆったりとしたクロスシートでまどろんでいる間に彦根へと到着するであろう。写真の新快速は姫路行きであるが、京都大阪から行く場合は長浜行きか敦賀行き、もしくは野洲行きで野洲駅乗換えである。
名古屋からは大垣駅乗換えで米原行き各駅停車が昼間時間帯で毎時二本運行されている。また、直通で特別快速米原行きというのが豊橋駅(浜松からも出てるのかな?)が運行されている。JR東海の主力、313系電車はクロスシート車で、こちらも中々快適である。
明日の400年祭最終日は混雑が予想されるので、公共交通機関の利用が望ましい、と公式HPにもあった。
HARUNA
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