◆平成二十年の御世
明仁親王、即位の礼から二十年を迎えた奉祝の日ということもあり、各地で様々な行事が執り行われた。
東京での即位の礼が執り行われて、今日で二十年。東京の国立劇場では即位二十年記念式典が行われたとのこと、出来れば御記帳へ宮城に向かいたかった小生ながら、願い適わず、しかしテレビ中継にて御言葉を賜り、なるほど政権首班には無い感極まる御言葉の数々、歴史ある国に生まれた事を改めて誇りに思った次第。
海上自衛隊では、天皇陛下御在位二十年の慶祝行事として、停泊中の護衛艦など自衛艦艇について、満艦飾、及び電灯艦飾を行っているとのこと。祝意を表すために、艦首からマストまで国際信号旗や国旗を飾る満艦飾と、電灯により夜間の装飾を行う電灯艦飾は、独特の空気を伝えてくれる。
電灯艦飾は、本日12日と、14日土曜日、15日日曜日に行われ、日没から数時間にわたり、艦艇が装飾される。横須賀、佐世保、舞鶴、呉、大湊の各基地はもちろんのこと、訓練での寄港先や、掃海艇などのみが配備されている基地においても在位二十年の慶祝行事としての電灯艦飾行われる。
天皇陛下御在位二十周年祝賀行事は、東京で執り行われているものだけではなく、このように海上自衛隊が執り行っているものが象徴するように、多くの都道府県でも行われており皇紀にして実に2669年もの歴史を持つ皇室と日本国民との絆というものを感じることができたように思う次第。
日本という国と、この国に生活を営む人々には様々な試練や困難が直面している時代になっているものの、日本、という響きに、団結することのできる、この国は、国の在り方ひとつをとっても、まとまることができない国々がある事を思えば、ここに生きているということだけでも、と考えた次第。
HARUNA
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