■PowerShotG-12撮影速報
本日は、普天間、嘉手納、那覇と回りましたが普天間にてCH-53が飛行訓練を開始したちょうどそのころ、中国機による初の領空侵犯事案が発生しました。
写真は一時間ほど前に撮影した那覇航空基地、撮影場所は那覇空港です。さて、本日1118時頃、中国航空機が尖閣諸島近海に手領空侵犯しているのを海上保安庁の巡視船が確認、この通報を受け那覇基地より航空自衛隊の戦闘機が緊急発進しました。宮古島のレーダーでは完治していなかったとのこと。
航空自衛隊は那覇基地よりF-15戦闘機8機とE-2C早期警戒機を緊急発進させましたが、戦闘機が展開した時点ではすでに領空外に退去した後となっていました。8機同時に緊急発進、ということは考えにくいですので、2機が発信し、これに続いて戦闘空中哨戒を実施したのでしょう。
低空侵入、特に今回は戦闘機ではなく観測機による領空接近等事案となりましたが、宮古島などの防空監視所のレーダーが弾道ミサイル監視を重点としてアンテナを北方に向けていたとも考えられ、これが発見の遅れにつながったという可能性もあるやもしれません。
現在、那覇基地の第83航空隊を二個飛行隊体制へ強化する計画やE-2C早期警戒機の那覇基地転換配備などが計画されていますが、仮に現在海上で続く緊張状態が上空へ波及し長期化するのであれば、全国の飛行隊から増援部隊をローテーション配備する統合任務部隊配置や、隣接する台湾空軍との情報連携という一種禁忌とされてきたことも、緊張を拡大させない方策として検討せねばならなくなるのでしょうか。
北大路機関:はるな
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