◆統幕長岩崎空将の退官を承認
政府は7日の閣議で統幕長岩崎空将の退官を承認すると共に新統幕長に河野海将の昇任を了承しました。
新統合幕僚長に第31代海上幕僚長河野克俊海将が着任します。これを受け、後任の海上幕僚長と、これに合わせての横須賀地方総監及び舞鶴地方総監に新人事が発令されることとなり、海上幕僚長に防大21期の武居智久海将が横須賀地方総監より昇任することとなりました。
新横須賀地方総監に舞鶴地方総監の井上力海将が昇任、新舞鶴地方総監に自衛艦隊司令部幕僚長の堂下哲郎海将補が海将に昇進し着任します。このほか、情報本部統合情報部長益田哲也1佐が海将補へ昇進し海上幕僚監部指揮通信情報部長へ着任するほか、海上幕僚監部指揮通信情報部長の大塚海夫海将補が自衛艦隊司令部幕僚長へ昇任するとのこと。
井上力海将は防大24期、第四護衛隊群司令や練習艦隊司令官に統合幕僚監部運用部長などを歴任、堂下哲郎海将補は防大26期で第三護衛隊群司令や幹部候補生学校長を歴任しています。海上幕僚長から統合幕僚長への昇任は齋藤隆海将以来となります。
海上幕僚長と自衛案隊司令官が同格とされたなかで杉本正彦海将、河野克俊海将と自衛艦隊司令官からの海上幕僚長への昇任が二人続いたなか、久々に五地方総監の最先任と言われた横須賀地方総監からの海上幕僚長昇任となりました。新人事はいずれも10月14日付で発令されます。
北大路機関:はるな
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