■自衛隊関連行事
秋が急に冷気を以て列島を覆う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。今週末の自衛隊関連行事です。東北、西部と続いた方面隊行事は今週、いよいよ中部方面隊でも執り行われます。
中部方面隊創隊５７周年記念行事、伊丹駐屯地にて行われる、西日本東海地方全域を防衛警備管区とする中部方面隊の創設記念行事です。方面隊隷下の師団旅団や直轄部隊より式典に参加します。本年は年度末に予定される善通寺への即応機動連隊新編を前にした転換期の行事で、第14戦車中隊へ配備開始となった16式機動戦闘車が行事へ初参加します。
近畿紀州の第3師団、東海北陸の第10師団、山陽山陰の第13旅団、四国全域の第14旅団と、中部方面隊管区は全国の自衛隊方面隊にあって最も広く、第4施設団始め方面隊直轄部隊の多さにも驚かされます。伊丹駐屯地へは阪急伊丹駅とJR伊丹駅からシャトルバスが運行されますが、伊丹市バス阪急バス総監部前バス停から式典へ、という経路も便利です。
弘前駐屯地創設49周年記念行事、青森県弘前市の駐屯地で第9師団隷下の第39普通科連隊と第9偵察隊が駐屯しています。第9師団HPや東北方面隊HPには掲示はありませんが、青森地方協力本部HPに掲載されていました。また、7日には弘前市土手町蓬莱橋からさくら大通りにかけ市中パレードを行うと、弘前市観光協会HPにて発表されています。
別海駐屯地創立52周年記念行事、道東第一線の駐屯地を自負し、第5偵察隊と96式装輪装甲車により装甲化された第27普通科連隊第3中隊が駐屯しています。陸軍航空隊計根別第４飛行場を前身とする航空自衛隊計根別飛行場が置かれており有事の際の代替滑走路を担います。また、東西28Km南北10Kmという日本最大の矢臼別演習場も隣接しています。
苗穂分屯地創設記念行事、札幌市中心部から北東3㎞に位置する分屯地には施設器材整備補給を担う北海道補給処苗穂支処と航空自衛隊第1補給処東京支処札幌分室が置かれています。補給支処という分屯部隊から、大規模な訓練展示などは行われませんが、器材整備の概要や各種装備品展示など、他の行事では見る事の出来ない展示が期待できるでしょう。
さて撮影に際しての話題、最近思うのは九州で予定される師団特科廃止を避けられないのならば、特科要員を普通科に転換してもう一個普通科連隊師団においてはどうだ、と。更にコア化部隊で方面混成団に弾き出された普通科連隊も師団に戻して５個普通科連隊体制にして五単位編成のペントミック化、砲兵も戦車も無くなる師団でも人数だけは純粋な歩兵師団、と主張できるよう改編しては、と。
１０式戦車については年産６両の超少量生産で１３億円に抑えているのですが、三菱重工が調達初年度見積で提出した数字で５２両一括調達した場合で一両当たり７億まで価格を抑えられるとしているので、変な戦車の代替装備を種類ばかり揃え装備年鑑を分厚くするよりは、正直に師団戦車大隊を置いたほうがかえて安上がりになるのではないか、と思う。
FH-70榴弾砲の砲身寿命も、それ程射撃していない分、充分残っているのだから、現時点で少数精鋭といって新型の火力戦闘車を開発するくらいならば、FH-70の維持と牽引車の改良を行った方が用途は広くなる、陣地変換に牽引榴弾砲では時間がかかりすぎるというならば、中砲牽引車を改良し陣地変換の所要時間短縮という意味では同じなのだから、ね。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・10月7日：別海駐屯地創立52周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/01_unit/butai/05_betsukai.html
・10月8日：苗穂分屯地創設記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/11d/jgsdf-post/naebo.html
・10月8日：弘前駐屯地創設49周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/9d/
・10月8日：中部方面隊創隊５７周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/
■注意：本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
秋が急に冷気を以て列島を覆う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。今週末の自衛隊関連行事です。東北、西部と続いた方面隊行事は今週、いよいよ中部方面隊でも執り行われます。
中部方面隊創隊５７周年記念行事、伊丹駐屯地にて行われる、西日本東海地方全域を防衛警備管区とする中部方面隊の創設記念行事です。方面隊隷下の師団旅団や直轄部隊より式典に参加します。本年は年度末に予定される善通寺への即応機動連隊新編を前にした転換期の行事で、第14戦車中隊へ配備開始となった16式機動戦闘車が行事へ初参加します。
近畿紀州の第3師団、東海北陸の第10師団、山陽山陰の第13旅団、四国全域の第14旅団と、中部方面隊管区は全国の自衛隊方面隊にあって最も広く、第4施設団始め方面隊直轄部隊の多さにも驚かされます。伊丹駐屯地へは阪急伊丹駅とJR伊丹駅からシャトルバスが運行されますが、伊丹市バス阪急バス総監部前バス停から式典へ、という経路も便利です。
弘前駐屯地創設49周年記念行事、青森県弘前市の駐屯地で第9師団隷下の第39普通科連隊と第9偵察隊が駐屯しています。第9師団HPや東北方面隊HPには掲示はありませんが、青森地方協力本部HPに掲載されていました。また、7日には弘前市土手町蓬莱橋からさくら大通りにかけ市中パレードを行うと、弘前市観光協会HPにて発表されています。
別海駐屯地創立52周年記念行事、道東第一線の駐屯地を自負し、第5偵察隊と96式装輪装甲車により装甲化された第27普通科連隊第3中隊が駐屯しています。陸軍航空隊計根別第４飛行場を前身とする航空自衛隊計根別飛行場が置かれており有事の際の代替滑走路を担います。また、東西28Km南北10Kmという日本最大の矢臼別演習場も隣接しています。
苗穂分屯地創設記念行事、札幌市中心部から北東3㎞に位置する分屯地には施設器材整備補給を担う北海道補給処苗穂支処と航空自衛隊第1補給処東京支処札幌分室が置かれています。補給支処という分屯部隊から、大規模な訓練展示などは行われませんが、器材整備の概要や各種装備品展示など、他の行事では見る事の出来ない展示が期待できるでしょう。
さて撮影に際しての話題、最近思うのは九州で予定される師団特科廃止を避けられないのならば、特科要員を普通科に転換してもう一個普通科連隊師団においてはどうだ、と。更にコア化部隊で方面混成団に弾き出された普通科連隊も師団に戻して５個普通科連隊体制にして五単位編成のペントミック化、砲兵も戦車も無くなる師団でも人数だけは純粋な歩兵師団、と主張できるよう改編しては、と。
１０式戦車については年産６両の超少量生産で１３億円に抑えているのですが、三菱重工が調達初年度見積で提出した数字で５２両一括調達した場合で一両当たり７億まで価格を抑えられるとしているので、変な戦車の代替装備を種類ばかり揃え装備年鑑を分厚くするよりは、正直に師団戦車大隊を置いたほうがかえて安上がりになるのではないか、と思う。
FH-70榴弾砲の砲身寿命も、それ程射撃していない分、充分残っているのだから、現時点で少数精鋭といって新型の火力戦闘車を開発するくらいならば、FH-70の維持と牽引車の改良を行った方が用途は広くなる、陣地変換に牽引榴弾砲では時間がかかりすぎるというならば、中砲牽引車を改良し陣地変換の所要時間短縮という意味では同じなのだから、ね。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・10月7日：別海駐屯地創立52周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/01_unit/butai/05_betsukai.html
・10月8日：苗穂分屯地創設記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/11d/jgsdf-post/naebo.html
・10月8日：弘前駐屯地創設49周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/9d/
・10月8日：中部方面隊創隊５７周年記念行事…http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/
■注意：本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
