北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和三年度二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2022.02.11-2022.02.13)

2022-02-11 20:21:50 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 今週末も自衛隊関連行事は行われませんのでヘリボーンの懐かしい写真と共に最新の情勢を見てみましょう。

 三連休が始まりましたが、まん延等防止重点措置は継続され、一部の府では緊急事態宣言一歩手前の厳しい感染状況が続き、病床は満床に近づき死者数もじりじりと増加しています。ただ、倍々の爆発的感染は増加しているものの徐々に鈍化し、感染最盛期で一日当たりの感染者数は10万前後に留まる事も、このまま抑えれば可能となるのかもしれません。

 大阪府が、高齢者施設に対してCOVID-19感染者の容体悪化の場合にも119番通報をしないよう通知していた事が報道され、流石に驚きました。何時の間に沖縄戦のような末期戦となっているのか。先ずは保健所に連絡をという通知ですが、府政改革一環として保健所機能を削減し続け、現在も増強しない為に機能不全の保健所には連絡不通にも拘らず、だ。

 感染対策と経済の両立、これは可能だとは考えます。しかし感染拡大と経済を両立できない事は、世界中の失敗が示しているのですよね。感染対策と経済両立は可能、これは緊急事態宣言と云う、都市封鎖に至らず、飲食店やテレワーク推奨とリモート講義等による“極めて緩やかな要請”として日本は成功しています、しかしこれを厳しすぎるという声が。

 大阪府の事を示しますが、感染対策は大切だが経済を止めればやはり失業などで人は生きていけない、この府知事が2020年に示した姿勢がそのまま維持されており、制御不能の感染拡大の只中にあります、制御不能というのは大阪府が感染者を把握できない公衆衛生の崩壊が在る為で、毎日9000以上感染が出ていながら府は3万5000しか把握していない。

 大阪府の失政は感染対策と経済の両立という事を感染拡大と経済を両立させる事と同義だと、府庁は認識していなくとも府民の少なくない割合に当る一部の方が認識していることで、例えばマスクよりもマウスカバーで省略する方や、室内での顎マスクなど不適当装着、マスク着用を呼びかける声への反発を、行政が無意識に正当化している構図があります。

 正常化バイアスの暴走、大阪府の感染拡大はこうした現状があるのではないかと推察します。大阪府は知事と市長が経済の重要性を説き、これは感染対策を蔑にしてよいを如何に知事や市長が反論しようとも、コロナ対策の優先度に勝るものがある、という視点そのものが結果的に感染対策軽視に繋がってゆき、数名数%の心無い行動が現状に繋がるのでは。

 反マスクハラスメント防止条例を府議会で通してはどうか、これは、マスク装着の法的義務はないという点から、マスク推奨施設、マスク不装着は偽計業務妨害に当るという私的な商業施設や公共交通機関においても装着せず、咳き込む際の咳エチケットの無視などを、マスク装着強制でなく、マスクをしない事で生じる摩擦を払拭する施策になると考えます。

 反マスクハラスメント防止条例案、これは恒久法である必要はありません、感染防止等重点措置発令や府独自の緊急警戒宣言に際して付帯事項として発令されるという方式で充分でしょう。マスク、実際のところ、マスクなんてしていては工場操業できないね、とかマスクがあるから作業進まず開店休業、とか、マスクと経済両立不能と云う事はありません。

 インフルエンザや季節性コロナウィルスとは別物である、インフルエンザは重症化する例はあるが顕著ではない、季節性コロナウィルスは半年単位や年単位で後遺症が残る事が皆無ではないがCOVID-19のように顕著である事は過去にない、例外は新型インフルエンザ、スペイン風邪やアジア風邪といった数百万の死者を出したもので、歴史に残るものです。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・今週末の行事なし

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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【京都幕間旅情】京阪3000系特急-気軽に列車旅を愉しめないCOVID-19コロナ時代の日常

2022-02-11 18:10:44 | コラム
■快速急行から特急車両へ
 もしかして大阪来てる?というメールをいただきました際に想ったのはいや流石に今は無いわあ、という。

 3000系特急電車。いや登場当時は中之島線開業に伴う快速急行用電車でしたので、この車輛が特急電車と呼ばれるのは時代も変わったものだ、と認識します。しかし、それ以上に代わったと思うのは電車旅好きの筆者が、安心して満員電車に乗れないという事に尽きる。

 COVID-19にて遠出できないという状況は、中々に心身疲れてくるところです。しかし人口230万の京都府で毎日2500名とか、感染拡大の情報を見ていますと、久しぶりに大阪にでも出て、梅田や日本橋でも巡るか、とは相成りません程度には現状を認識しています。

 基本的感染対策の徹底を。政府専門家会議はこの点を強調し、感染の舞台は職場や飲食店から家庭や学校へ、と感染が従来株や前回流行したデルタ株と、現在大流行しているオミクロン株の感染現場の違いを指摘し、人流を抑える従来の対策の転換を促していますが。

 電車の車内と云うのは、云われるほど安全なのだろうか。実のところ関心事はこの点に尽きるのですよね。満員電車、これは新幹線と違い普通の列車は、つり革があるように定員は着座定員ではなく車両における通勤車両では座席数の四倍程度が乗車定員となっている。

 列車内は換気があり、マスクも装着しているので安全、こう云われましても、通勤列車には定員は有って無きが如しですし駅間の距離が大きな快速特急ですと数十cmの至近距離で人々は数十分、扉の開扉なしに過ごすのですよね。感染リスクは低いと言い切れるのか。

 時差通勤というものも呼びかけられていたのですが、鉄道自体が間引き運転と終電前倒しとなるわけですので、結局過密となる。電車旅好きが、気軽に列車に乗れないような世の中、なんかなってほしいと思うのですが、この三連休で感染状況はどう展開するのだろう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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