北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都発幕間旅情】西日本旅客鉄道683系電車(福井)サンダーバード北陸を往く-来春の北陸新幹線敦賀開業

2023-12-10 07:00:24 | コラム
■サンダーバード
 681系と683系の貫通扉車は連続窓なのか独立型窓なのかで見分ける事が出来るということなのですが。

 北陸新幹線が大阪まで開業しますと、東海道新幹線に万一のことがあった場合に東京までの迂回ルートが完成することとなります。1995年阪神大震災、これを覚えているのは一定以上の世代となってしまいましたが、あのときは山陽新幹線の高架が落ちた。

 東京と大阪、日本経済の大動脈は確かにWebとリモートワーク技術の発展により、かつてほど重要視されなくはなった、かもしれませんが依然として人と人の対面での商談や交流の必要性は大きく、次の災害を考えますと新幹線の代替交通手段は必要と思う。

 山陽新幹線が不通になったことで、岡山空港から伊丹空港までの短距離航空路線が一時的に飛行していました、今では乗り恥と欧州の温室効果ガス反対運動からみれば驚かれるかもしれませんが、代替経路には福知山線も使えないのですから、仕方がない。

 阪神大震災を思い出すと、真剣に考えれば姫路の被害はなかったので播但線で日本海側に出て、そこから福知山経由で山陰本線を京都に向かい、そこから東海道線に乗り換えれば大阪までは出られるのですが、さすがに臨時特急日本海大回り号はなかった。

 東海道新幹線の代替手段として考えてみますと、北陸新幹線は、金沢から長野ではなく新潟県内をしばらくはしった上で長野経由で高崎に出て、そこから東京へ向かう。所要時間を考えますと敦賀からは四時間前後、敦賀までの移動を考えれば五時間ちょっと。

 名古屋とばしだ、なんていう批判はさておき、この万一の際の迂回路という視点で考えますと、北陸新幹線と、そして内陸部に整備されるものの具体的な完成見通しがわからないリニア中央新幹線は期待するのです、東海地震とか東南海地震の懸念を前に。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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