■臨時情報-ウクライナ情勢
おはようございます、朝鮮半島からの飛翔体の打ち上げ動向が気になるところですが今朝はウクライナ情勢の最新情報をお伝えしましょう。

ウクライナのゼレンスキー大統領は30日に発表した声明で、いよいよ反転攻勢が開始される、と春季攻勢の開始を示唆しました。ただ、ウクライナ軍はあらゆる戦線において威力偵察と解釈できる攻撃を開始しており、既に春季攻勢が開始されている可能性もあります。もちろん大統領は大統領の職務に徹しており、実際に開始されるかは軍が決定します。

バフムト、この冬から初夏にかけての最大の激戦地では攻撃の中心を担った民間軍事会社ワグネルが撤退を開始し正規軍である空挺軍の第30空挺旅団へ交代が開始されており、攻撃衝力が尽きたか、若しくは再編成の上で別の戦線へ投入されるのかに関心が集まっていますが、現段階で2月に言われたような、バフムトから次の都市へ侵攻はできません。
■100発以上のミサイル等
キエフはまたしても大規模な攻撃を受けました。

ウクライナの首都キエフは29日から30日にかけ、大規模なミサイル攻撃を受けています。空中発射巡航ミサイル40発、空中発射弾道弾など11発、自爆用無人機66機、実に三桁の攻撃を受けています。ウクライナ国防省は空中発射巡航ミサイル37発と無人機58機及び空中発射巡航ミサイルなど11発を撃墜したとし、こちらも三桁を撃墜した構図です。

キエフに撃ちこまれた無人機は5月だけで200機を超えており、ゼレンスキー大統領はロシアが発射している無人機はイラン製シャヘド136無人機が大半である事から、イランに対する報復制裁などを行うとしています。他方、ロシア軍は無人機やミサイルを逐次投入しているようで、飽和攻撃が出来ない技術限界か、作戦の稚拙さなのかは、不明です。
■モスクワへUAV8機
UAV無人航空機は何処から発進したのでしょうか。

モスクワ、ロシアの首都モスクワが8機の無人機による攻撃を受けました。可搬式の無人機のようなものでは無くもう少し大型の無人機による攻撃と見られ、クレムリン攻撃に際し使われたような小型のものではない可能性が、爆発の痕跡や発見されている破片などから推測できます。ただどの経路から、またどこから発進したのかは現段階では不明です。

モスクワは冷戦時代から地対空ミサイルの密集地域であり、SAMの巣と呼ばれるモスクワが従来、こうしたミサイル攻撃に対しては盤石であると信じられていましたが、低速の無人機に侵入された事が事実であれば、ロシア軍は相当数の地対空ミサイルを引抜きウクライナへ派遣しているか、若しくは現在配備中のミサイル性能に問題があると考えられます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
おはようございます、朝鮮半島からの飛翔体の打ち上げ動向が気になるところですが今朝はウクライナ情勢の最新情報をお伝えしましょう。

ウクライナのゼレンスキー大統領は30日に発表した声明で、いよいよ反転攻勢が開始される、と春季攻勢の開始を示唆しました。ただ、ウクライナ軍はあらゆる戦線において威力偵察と解釈できる攻撃を開始しており、既に春季攻勢が開始されている可能性もあります。もちろん大統領は大統領の職務に徹しており、実際に開始されるかは軍が決定します。

バフムト、この冬から初夏にかけての最大の激戦地では攻撃の中心を担った民間軍事会社ワグネルが撤退を開始し正規軍である空挺軍の第30空挺旅団へ交代が開始されており、攻撃衝力が尽きたか、若しくは再編成の上で別の戦線へ投入されるのかに関心が集まっていますが、現段階で2月に言われたような、バフムトから次の都市へ侵攻はできません。
■100発以上のミサイル等
キエフはまたしても大規模な攻撃を受けました。

ウクライナの首都キエフは29日から30日にかけ、大規模なミサイル攻撃を受けています。空中発射巡航ミサイル40発、空中発射弾道弾など11発、自爆用無人機66機、実に三桁の攻撃を受けています。ウクライナ国防省は空中発射巡航ミサイル37発と無人機58機及び空中発射巡航ミサイルなど11発を撃墜したとし、こちらも三桁を撃墜した構図です。

キエフに撃ちこまれた無人機は5月だけで200機を超えており、ゼレンスキー大統領はロシアが発射している無人機はイラン製シャヘド136無人機が大半である事から、イランに対する報復制裁などを行うとしています。他方、ロシア軍は無人機やミサイルを逐次投入しているようで、飽和攻撃が出来ない技術限界か、作戦の稚拙さなのかは、不明です。
■モスクワへUAV8機
UAV無人航空機は何処から発進したのでしょうか。

モスクワ、ロシアの首都モスクワが8機の無人機による攻撃を受けました。可搬式の無人機のようなものでは無くもう少し大型の無人機による攻撃と見られ、クレムリン攻撃に際し使われたような小型のものではない可能性が、爆発の痕跡や発見されている破片などから推測できます。ただどの経路から、またどこから発進したのかは現段階では不明です。

モスクワは冷戦時代から地対空ミサイルの密集地域であり、SAMの巣と呼ばれるモスクワが従来、こうしたミサイル攻撃に対しては盤石であると信じられていましたが、低速の無人機に侵入された事が事実であれば、ロシア軍は相当数の地対空ミサイルを引抜きウクライナへ派遣しているか、若しくは現在配備中のミサイル性能に問題があると考えられます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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