北大路機関

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【G3X撮影速報】中部方面混成団創設17周年記念行事【4】03式中距離地対空誘導弾と16式機動戦闘車(2024-04-27)

2024-08-29 20:11:16 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■偵察戦闘大隊と自衛隊体操
 大津駐屯地祭の観閲行進は教育大隊や陸曹教育隊と即応予備自衛官部隊の行進に続いてミサイル等の行進へと。

 03式中距離地対空誘導弾、観閲行進は重装備の行進となりまして青野原駐屯地の第8高射特科群の車両が進んできました。NSAMSミサイルなどAMRAAMを転用したミサイルが開発されていますが、いちから開発したため、短距離弾道弾などにも迎撃の余地が。

 92式浮橋、こちらは宇治市の大久保は第4施設団より参加しました、これだけですとわかりにくいですが、一つ一つが畳まれた橋桁となっていて、これを川面に浮かべて、そして一つ一つをつないで、流れないようボートで押し、淀川でもどこでも架橋する。

 FH-70榴弾砲、1ー1、と書いてあるので一年一組、というわけではなく姫路駐屯地で編成完結した中部方面特科連隊第1大隊第1中隊のもの。39口径155mm榴弾砲、旧式化しているように思われたけれども、火砲よりも最近は砲弾の方が進化している実状だ。

 87式偵察警戒車、古くはなってきましたが老朽化というよりも具体的には、暗視装置の水準や威力偵察に25mm機関砲があればという発想が少々古くて、しかも偵察隊全体でこれが5両しかないというのが。前衛を突破するには30両くらい集めないと、と。

 16式機動戦闘車、偵察戦闘大隊の装備です、具体的には87式偵察警戒車が偵察中隊の装備でこちらは戦闘中隊の装備、105mm砲を装備している。26tしかないので防御力は38t且つ小振りの74式戦車よりも大きなこの機動戦闘車は、ちょっと不安がある。

 74式戦車と比較して、と防御力に懸念があったのですが大丈夫、追加装甲3型という、道路用中央分離帯ブロックのような大きさの追加装甲が車体前面に装着できまして、これならば、最近は戦車砲弾は多目的榴弾が多く、なんとかなるのかもしれない。

 機甲師団である第7師団の第7偵察隊は戦闘偵察小隊という編成をとっていて、戦車分隊と小銃分隊と迫撃砲分隊という編成、戦車2両と装甲車2両に迫撃砲をそなえた装甲車という編成の部隊がある、これを機動戦闘車などで再現できないものだろうか。

 87式偵察警戒車の後継に偵察戦闘車が16式機動戦闘車の派生型として開発中で、歩兵戦闘車型と自走迫撃砲型というのも開発中です。戦闘偵察小隊として、16式機動戦闘車2両に歩兵戦闘車2両と偵察戦闘車1両に自走迫撃砲1両、という6両編成なんて、ね。

 16式機動戦闘車と派生型の装備からなる戦闘小隊を3個基幹として中隊を編成して、これを2個中隊基幹としてさらに電子偵察小隊や無人偵察機小隊を加えた本部管理中隊とともに偵察戦闘大隊を編成できれば、前衛を、突破は無理でも迂回は、できるか。

 自衛隊体操、観閲行進は無事終了しまして、つづいて自衛隊体操が、はじまる。これ、迫力はあるのですが、この日の大津駐屯地祭はスタンド席がないなど、会場の配置がちょっと違っていましたので、訓練展示撮影位置を探すべく右往左往していました。

 体操、とはいうのですがまるまる一個大隊が体操するものですから、映画の"ハワイマレー沖海戦"の予科練体操、ほどではないにしても迫力がありました。昔はここに110教育大隊を加えた2個大隊による体操が行われて、すごい迫力だったなあ。

 訓練展示準備、観閲行進が完了しまして自衛隊体操も完了、いよいよ駐屯地記念行事は琵琶湖畔に砲声がとどろくことになる訓練展示の準備となりました、さあ、16式機動戦闘車のエンジン音も聞こえるようになり、撮影場所もいいところにとれました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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