■元日地震は起きたけれど
祈るのは自由だと思いますので重ねて平穏な一年であってほしいものです、第三次世界大戦とか火山爆発指数8の大噴火とかがないようなね。
新年の願い事は、といいますと災害の無い一年でありますように、という一年の最初の元日にお祈りし方には、初日かよ、と元日能登地震報道を受け止められないところなのかもしれませんが、それはそれこれはこれの精神で何かこう祈ってみたいところではある。
2024年、さてどんな一年になるのでしょうか。自衛隊関連行事では早速入間基地航空祭が中止になりまして、なにしろ輪島分屯基地が入間基地の分屯基地ですのである意味当然といえば当然なのかもしれませんが、災害が元日というのは幸先の印象を変えてしまう。
COVID-19新型コロナウィルス感染症は、ほぼほぼ、終息と言える段階には入ってきました、既にWHO世界保健機関の公衆衛生緊急事態宣言は終了し、わが国でも感染症法上の分類が五類に移行、もっとも能登の被災地では重症化の事例が出て心が痛みますが。
ポストコロナといいますか、ようやく、いつも通りの、という疾病管理上の余裕は出ている一方、例えばアメリカの感染対策での大規模なバラマキ支援が経済再起動に際し膨大な人件費の上昇、バラマキよりも実りある人件費を確保した結果、インフレが凄いことに。
インフレは、ポストコロナの世界では多少考えられていたリスクなのかもしれませんが、アメリカといえばハワイの観光地価格が日本の喫茶店でのモーニングサービス水準の軽食あっても、で円安も加わり一食だけで4000円以上、想定以上のものとなっています。
円安も、元々は政策金利、昔の人には公定歩合というべきなのか、ここを抑えている為という背景がありますが、政策金利を抑えているのは融資を受けやすくしたうえで経済を回すためという一つの要素がありますので、軽々に上昇させられないという事情が。
政策金利の影響から円安は続くが、ロイターを見てもAFPを見てもBBCを見てもG7各国のインフレは異常水準で、ドイツはようやく十数%が数%に落ち着いたが、例えばイギリスの賃借物件平均家賃が邦貨換算毎月42万円という中々凄い状況となっている。
半導体不足も、コロナの最中には半導体不足はサプライチェーン崩壊という単語で説明されていたけれども、今は単純に物がない状態から再起動ができず、一例を挙げれば家電量販店でカメラを買おうとしても昔のように買うことは出来ず基本的に数か月待ち。
いつも通りというには、先ず物価上昇ともう一つ物不足という状況が顕在化していまして、これが単一要素ではなく複合要素により成り立つ弊害ですので、何かで打開できる特効薬的な施策がありません、するとコロナ前の状態に戻ったのは疾病リスクのみ。
神社で願うのは、インフレ抑制を願おうにも原因は日本の要素ではなく多分に外因的ですので八百万の神々でも如何ともし難い要素がありますし、政策金利上昇を願っても副作用として景気後退が来てしまっては何のための政策かわからなくなりますから。
ポストコロナ、インフレと物不足はありましても、しかし全部だめかというと行事的なものはある程度元通りですので、今年の中盤以降はいろいろと出かけてみまして、様々なところで交友を深め、そして美しい情景を記録して紹介できればなあ、とは思うのです。
平野神社にて、こう二列に並んだ個々人として本殿の方に作法通りの参拝をすませるとともに、拝んだ手にただただ平安を、と思いつつ今年の初詣、下鴨神社に続く初詣としました次第です。そして配り終わった祝い酒の机を眺めつつ、さて晩酌へと進んだのでした。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
祈るのは自由だと思いますので重ねて平穏な一年であってほしいものです、第三次世界大戦とか火山爆発指数8の大噴火とかがないようなね。
新年の願い事は、といいますと災害の無い一年でありますように、という一年の最初の元日にお祈りし方には、初日かよ、と元日能登地震報道を受け止められないところなのかもしれませんが、それはそれこれはこれの精神で何かこう祈ってみたいところではある。
2024年、さてどんな一年になるのでしょうか。自衛隊関連行事では早速入間基地航空祭が中止になりまして、なにしろ輪島分屯基地が入間基地の分屯基地ですのである意味当然といえば当然なのかもしれませんが、災害が元日というのは幸先の印象を変えてしまう。
COVID-19新型コロナウィルス感染症は、ほぼほぼ、終息と言える段階には入ってきました、既にWHO世界保健機関の公衆衛生緊急事態宣言は終了し、わが国でも感染症法上の分類が五類に移行、もっとも能登の被災地では重症化の事例が出て心が痛みますが。
ポストコロナといいますか、ようやく、いつも通りの、という疾病管理上の余裕は出ている一方、例えばアメリカの感染対策での大規模なバラマキ支援が経済再起動に際し膨大な人件費の上昇、バラマキよりも実りある人件費を確保した結果、インフレが凄いことに。
インフレは、ポストコロナの世界では多少考えられていたリスクなのかもしれませんが、アメリカといえばハワイの観光地価格が日本の喫茶店でのモーニングサービス水準の軽食あっても、で円安も加わり一食だけで4000円以上、想定以上のものとなっています。
円安も、元々は政策金利、昔の人には公定歩合というべきなのか、ここを抑えている為という背景がありますが、政策金利を抑えているのは融資を受けやすくしたうえで経済を回すためという一つの要素がありますので、軽々に上昇させられないという事情が。
政策金利の影響から円安は続くが、ロイターを見てもAFPを見てもBBCを見てもG7各国のインフレは異常水準で、ドイツはようやく十数%が数%に落ち着いたが、例えばイギリスの賃借物件平均家賃が邦貨換算毎月42万円という中々凄い状況となっている。
半導体不足も、コロナの最中には半導体不足はサプライチェーン崩壊という単語で説明されていたけれども、今は単純に物がない状態から再起動ができず、一例を挙げれば家電量販店でカメラを買おうとしても昔のように買うことは出来ず基本的に数か月待ち。
いつも通りというには、先ず物価上昇ともう一つ物不足という状況が顕在化していまして、これが単一要素ではなく複合要素により成り立つ弊害ですので、何かで打開できる特効薬的な施策がありません、するとコロナ前の状態に戻ったのは疾病リスクのみ。
神社で願うのは、インフレ抑制を願おうにも原因は日本の要素ではなく多分に外因的ですので八百万の神々でも如何ともし難い要素がありますし、政策金利上昇を願っても副作用として景気後退が来てしまっては何のための政策かわからなくなりますから。
ポストコロナ、インフレと物不足はありましても、しかし全部だめかというと行事的なものはある程度元通りですので、今年の中盤以降はいろいろと出かけてみまして、様々なところで交友を深め、そして美しい情景を記録して紹介できればなあ、とは思うのです。
平野神社にて、こう二列に並んだ個々人として本殿の方に作法通りの参拝をすませるとともに、拝んだ手にただただ平安を、と思いつつ今年の初詣、下鴨神社に続く初詣としました次第です。そして配り終わった祝い酒の机を眺めつつ、さて晩酌へと進んだのでした。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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