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【京都幕間旅情】鹿苑寺(金閣寺),京都に未だ満開へ咲かない梅花の三月を眺めつつ

2025-03-12 20:00:00 | 写真
■未だ季節は冬?
 梅がなかなか咲きません。

 今年は梅花の開花が久しぶりのほどの遅れと云うところでして、実際問題雪景色というものをみましても驚かれるでしょうけれども、金閣寺こと鹿苑寺の話題を起点に、ちょっと驚いた梅花の話題などを。

 鹿苑寺ちかくの北野天満宮、紅梅は咲いていますので参拝の際に本殿の周りには一応梅の香りは漂っていますし、参道の鳥居のあたりにも梅の香りは漂っているのですが、梅園の方は残念ながら。

 北野天満宮の御土居周辺は梅林となっていて、すこし地形が奥まっていることもありますので太陽の光が当たりにくい角度があるのですが、それにしてほ三分咲き、一分咲きというのがめだちます。

 梅園についても、あきらかに三分咲きがせいぜいとなっていて、この冬の厳しさといいますか、春がまだやってきていないのだなあ、そのきせつかんに戸実感してしまうところなのですけれども。

 桜前線は例年よりも早い地域がある、という気象庁の開花予報をNHKなどが報じているところを見ますと、気候変動、という印象を受けてしまうんですけれども、梅の開花状況を見ていますと現実は違う。

 京都のさくら開花時期というと、昨年だともう三月中旬は開花を迎えていたところのように思えるのですが、今年は梅花がまだですので、四月初旬からようやく咲く始めるというかたちになるのか。

 おむろ桜の開花時期は五月というところまではいかないだろうけれども四月後半似なるのだろうなあ、と思うのです。むろん、気温が急上昇して一気に開花することもあるのかもしれないけれども。

 さくらにまつわる祭事、ただ、これが暦の上の気候なのだろうと考えると、たとえば平野神社のひらの祭はもしかすると、今年は祭事の時期に開花して満開、ということはあるのかもしれません。

 梅園をもつ寺院や神社は、この気象をやはり想定外としているようで、北野天満宮の梅園は二月から三月中旬までの一般公開の予定であったのが、まだ咲いていない故に、公開期間を延期している。

 値引き、おどろいたのは梅園の一部が拝観料を値引きして500円が300円になっているところもあったりしまして、それは実際問題として開花していなかったため、というところがあります。

 祭事、梅花にかんするイベントなども、もう終わっているところがあったのですが、現状がダメなほど咲いていませんので、イベントはもう、開花していない花見、という感じだったのかもしれません。

 暦の上では、これが普通、つまり卒業式などがおこなわれる季節に梅花が香りを漂わせると云うことが日本の文化でしたから、普通なのかもしれませんが、なにか不思議に思えるのですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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