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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】鹿苑寺(金閣寺),世界恐慌の懸念と顕在化する第三次世界大戦への拡大懸念とともに

2025-03-12 20:25:32 | 写真
■平和に金閣寺
 報道を見ていますと世界恐慌の懸念が顕在化しているように見えてきて。

 平和に金閣寺こと鹿苑寺を拝観しているのですが、実際問題、この平和はいつまで維持できるのかなあ、というところです。安倍総理暗殺事件の時点で、第三次大戦の危機が起こったら、と書きましたが。

 トランプ関税により、トランプ大統領就任式に出席した億万長者が現時点で失った資産総額は31兆円、という規模に登るというブルームバーグの報道があった、とお友達からお教え頂きまして。

 トランプ恐慌が来るのではないか、イーロンマスク氏が失った資産規模は1480億ドルとも報道されていますので、間違いなくアメリカはリセッションに入りつつある、世界恐慌の可能性さえも。

 台湾海峡とウクライナ、おそらく問題はこの導火線が世界規模の分断に繋がる、第三次世界大戦へ分断される懸念が出ている、世界における国際公序の牽引者が役を降りようとしているのだから。

 ウクライナについては、現状で停戦を行うことは、国連PKO部隊がスエズ危機のさいのように介入して兵力引き離しを行わない限り、2014年のクリミア併合後繰り返されている状況となるでしょう。

 クリミア併合、ドンバス戦争、なんども停戦の合意が各国の出席する席上で締結されているものの、ロシア軍は、ウクライナ陰謀論を立ち上げて自衛を名目に国際法上の正当性がない侵略を繰り返した。

 プーチン大統領は約束を守る、こうトランプ大統領が真剣に考えているとするならば、現在、世界は国家間の信頼と強調による平和維持の原点が破綻し、軍事力と同盟が戦争を防ぐ状態となっている。

 話し合うだけで戦争を終わらせることが出来る、トランプ大統領の視点は日本の進歩的文化人の一部と並んで、国家間の協調と信頼を信じているという意味で世界で最も平和的な大統領なのかもしれないが。

 手段としての平和を目的として、結果としての平和を必ずしももとめない。日本国憲法の精神を信じて国家の運命を託そうとしているのは日本国民だけかと思いましたが、アメリカもそうなりつつある。

 結果としての平和にこだわらなければ、宥和主義、譲りすぎたことが第二次世界大戦、船倉以外の選択肢が無い状況となってしまった、この歴史を繰り返すこととなるのだろうと思うのですが。

 人間が耐えられる限界を超えた戦争、懸念するのは核兵器を核兵器国が保有し、核保有国が増えるなかにあって、地域紛争や限定戦争ではなく全面戦争が起きるならば、限界を超える戦争が怒る可能性も。

 鹿苑寺を眺めて平和な気分を満喫できているのですが、実際のところ、トランプ大統領に大きな影響を与えられた安倍元総理が暗殺されたいま、耐えられない戦争の現実化を、認識すべきなのでしょう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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