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【G3X撮影速報】中部方面隊創設62周年記念行事・伊丹駐屯地祭,最新鋭20式小銃装備品展示(2022-10-02)

2022-10-03 07:01:44 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■伊丹駐屯地祭二〇二二
 COVID-19により行事が停滞している間に自衛隊の小銃は新型となっていました。

 伊丹駐屯地にて昨日日曜日に中部方面隊創設62周年記念行事が行われましたが、この行事では装備品展示に最新鋭の20式小銃が展示されました。20式小銃そのものは七月の富士学校祭にて訓練展示に用いられていますが、装備品展示には並べられていませんでした。

 20式小銃、これは89式小銃の後継として豊和工業により開発された国産小銃で、重量は3.5kgと現行の89式小銃と同じですが、使ってみますと89式小銃以上に新素材と人間工学に配慮した重心バランスにより、若干軽量に感じる、持っていて疲れ難いとのことでした。

 富士学校祭よりも間近で見ますと、フォアグリップの脱着が素早く、そして思ったよりも取り回しに影響しないような様子が見て取れるのですが、89式小銃が採用された当時と異なり、装備品展示で銃に触れる事が銃刀法厳格運用により不可能となり、一寸分り難い。

 フローティングバレルの採用で重い追加装具を装着した場合でも銃身が撓まず、またレイルシステムの採用で照準器に照準補助器具にフラッシュライトや擲弾発射器まで追加装着できるという利点があります。あと勿論というべきですか、この小銃は銃剣も装着できる。

 第7普通科連隊と第15即応機動連隊が展示に参加していましたが、この20式小銃は借り物とのことではあった、しかし、9mm機関けん銃が採用された当時も2002年に伊丹駐屯地祭では借り物として展示していましたので、これは中部方面隊の伝統といえるのかなと。

 三年ぶりとなりました伊丹駐屯地祭、飲食売店が外部業者となりシャトルバスが運行されないなど、幾つかの変更もありましたが、来場者は1万6000名に達したとの事で、二万人を超えた2019年度よりは若干少なくなりましたが、行事再開の号砲となったようですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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2 コメント

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最新装備を見学できました (mori)
2022-10-04 12:15:48
僕も伊丹駐屯地に行って、20式小銃をはじめ、11式短SAMやスキャンイーグルなどの最新装備を見ました。OH-1が飛んでいるのも久しぶりに見ましたね。
さすがに、先日twitter等で話題になった新型装甲戦闘車と新型装輪装甲車は来てませんでしたけど。
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機動装甲車 (はるな)
2022-10-06 08:14:27
mori さま おはようございます

伊丹いらしてたんですね

機動装甲車話題、知りませんでしたが、調べてみると、なるほどさすが三菱、という完成度なのですね
返信する

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