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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-愛知,一宮尾西奥町-やきとりは鈴木提督を連想して暖簾を潜る

2024-10-05 14:12:10 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 お店の屋号っていうのはおやっと思わせるものが有りますと遠出した先でもちょっと行ってみようとか、良ければ何度か行こうという入口になる。

 鈴木義尾提督、COVID-19華やかなりしころに、ちょうどレイテ沖海戦の研究を行っていた際にもう頭の中がレイテでいっぱいの時、偶然、本当に偶然だ、愛知県一宮市を通りかかった際に、戦艦金剛と運命をともにした提督と同じ屋号のお店を見つけたのだ。

 やきとりすずき、九月末で移転ということで、いや9月29日で移転のために閉店ということで、ちょっと名古屋に行くついでに行ってきました。京都の熾とか焼き鳥には一言も二言もある当方なのですが、ここは味も雰囲気も抜群にいいお店だといえる。

 宇垣纏提督の親友というか酒友という鈴木提督はレイテ沖海戦を経て日本本土へ戦艦金剛艦上にて戦艦榛名とともに台湾海峡を航行中、潜水艦による魚雷攻撃を受けて金剛とともに沈み戦死しています。ちょうど資料纏めでいっぱいいっぱいのときに。

 いっぱいいっぱいのときに一杯やる余裕を見つけたこのお店、微妙にというか異常に遠いものですが、佐世保や横須賀や高山と須走の思い入れのあるお店よりはまだ近い、ということで寄っているのだ。けれども移転閉店前の文字通り直前、今回はまさに滑り込み。

 ハイボールとウィスキーと、そして焼き鳥を何本か、ここにもう少し積み重ねる。近くで一泊してゆっくりしたいところだけれども、一宮市と大垣市の境、この界隈は驚くほどに一泊できるところが少なく、名鉄でかなり移動するか県境を超えなければ、という。

 どれも丁寧に焼かれていて、しかしばくばく食べるというよりは特選の焼き台が無理な大きさではないので、ちょっと食べて少しお酒を飲んで、ちょっと、また食べてちょっとお酒を呑む、飲むと食べると呑むの三拍子を続けながら愉しむのが、流儀なのかも。

 カワは絶品だ。カワカワカワ、がミッドウェー海戦における山口多聞二航戦司令官の南雲長官への"第二次攻撃必要アリト認ム"の略称だったなあ、とおもうと、そうかカワは二本では無く三本頼むべきだったか、と朧気に思うほどには疲れているのかも。

 山口多聞提督の話を思い出すと、大食いだったという話も思い出す。むかしロンドン軍縮会議の帰路に北米航路でアメリカに移動した際、客船のメニュー制覇を何回航海中にできるかを同僚と勝負して、同僚は一周できなかったが自身は何周もした、とか。

 炭火で、目の前でじっくり焼いて、しかし焼きなすのような逸品は炭火の上では無く、もう炭火に潜らせて焼き上げる、しっかり火の通った焼きなすはおくまで柔らかく美味しくほんのり甘く、そこに醤油を垂らしてしっかりと頂いてしまうと美味しさを再確認だ。

 ホルモン焼きは擦ったばかりのニンニクをちょいつけ、そして口に含むと、ニンニクの辛さが引き立つ、明日におい凄いことになるだろうが、まあ、明日は休みだし、ともういちどつんとニンニクにホルモンを潜らせて、やっぱり美味しい、ツミなあじ。

 焼きおにぎりは、お醤油強め。だけれども、一杯やった後にはこのくらい塩分というものが必要になるのか、しかしくせがあるような醤油味ではなく、むしろこの〆の焼きおにぎりでもう一杯やれそうに思ってしまうほどではあるのだけれども。

 すずきさん、移転先はもう少し木曽川や岐阜羽島駅の方角に移動した、しかし、道路沿いでは無くちょっと奥の方に移転するという。ここにあったからこそ見つけられたお店、移転後の場所も調べて、また年内に行ければなあ、と思うのですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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