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エリザベス二世陛下イギリス国葬挙行そして歴史に,空母クイーンエリザベスは二世陛下か一世か-HMS me

2022-09-20 07:01:54 | 北大路機関特別企画
さようならエリザベス二世陛下
 歴史の重みというものを考えさせられました昨日のロンドン中継の様子です。

 エリザベス女王の国葬が日本時間昨夜、挙行されました。新国王チャールズ三世とともに近衛兵と近衛騎兵と近衛砲兵、イギリス軍と共にエリザベス女王は歴史の人として昇られた様子は、NHKでも中継され歴史の転換点という事を考えさせられました。エリザベス女王は1975年に一度だけ訪日され、京都では龍安寺や御所を訪問された事で知られている。

 空母クイーンエリザベス、さて、ご記憶の方は多いでしょうが女王陛下の訪日は一度だけではありましたが、昨年9月、イギリスより空母クイーンエリザベスが日本を親善訪問しています。ここで気になるのは空母クイーンエリザベスはエリザベス一世を示すのか、それとも先帝のエリザベス二世陛下を示すのでしょうか、調べると面白い事実がありました。

 戦艦クイーンエリザベス、日本では伊勢型戦艦設計に際し参考とした超弩級戦艦ですが、こちらはエリザベス一世を示すものと理解されています、二世は即位前ですから。しかし、空母クイーンエリザベスとなりますと、二世陛下の可能性があるのです。勿論存命の人物を艦名とする事は、イギリスでは過去にあまり聞かない事ですが、しかし、面白い事実は。

 HMS-me、この単語で画像検索しますとイギリス海軍公式広報などで見つける事ができる写真なのですが、空母クイーンエリザベス竣工式典に際し、エリザベス女王が臨席した式典にて空母を模した巨大なケーキが用意されました。その空母ケーキ艦上には艦長と水兵さんの人形砂糖菓子と共にエリザベス女王を模したものがあり、HMS-meというチョコを。

 HMSわたし!、というチョコレートの看板を持ったどうみてもエリザベス二世陛下の人形が、御本人の前に。ちょっと日本で同じことは出来ないなあ、イギリス海軍自由だなあ、イギリス王室開かれているなあ、妙にイギリスについて感心させられた次第です。これ、御本人の前で、王室広報も否定しなかったのだから、そういう事なのかなあ、といえます。

 チャールズ三世、イギリスでは皇太子はプリンスオブウェールズの称号を冠せられますが、クイーンエリザベス級空母二番艦として就役したのは2019年ですので、チャールズ三世陛下がウェールズ大公時代の就役、つまりチャールズ三世の大公時代のことです。親子揃ってイギリス海軍を象徴する航空母艦という事にもなります。イギリスに幸いある事を願いたいですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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