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ロシア軍ウクライナ侵攻半年-国際公序への明白な挑戦に長期化様相の東部南部戦線と日本恫喝する巨大軍事力

2022-08-24 07:01:52 | 国際・政治
■臨時情報-ウクライナ情勢
 ロシア軍ウクライナ侵攻から今日で半年となりました。演習名目の兵力集中により何らかの行動は必至と考えましたが実際に戦端が斬られると驚きでもあった。

 ウクライナへ侵攻したロシア軍はその軍事行動を正当化する方便として“ウクライナの全体主義ネオナチ勢力を一掃する”“ウクライナに配備されるロシア本土を脅かす侵略兵器の排除”“ウクライナ政府が策謀するロシア系住民ジェノサイド民族浄化の阻止”という滑稽ともいえる主張を展開しており、このこじ付けでは日本も侵略されると危惧を感じました。

 経済制裁とロシア批判、日本は平和憲法を堅持する範疇での最大限の侵略行為への反発として可能な範囲内での対応を行いましたが、これに対してロシア軍は日本周辺での演習強化という形で応じており、その軍事的示威は今月末から日本東方海上や北方沖地域を含みボストーク多国間演習という次の行動が控えています。これは危機感を痛感させられます。

 北海道だろうとバルト三国だろうと場合によってはポーランドやドイツ東部でさえも、ロシアはその地域を占領する事が政治的な要求であるとともに軍事的に可能であるならば、侵攻してくる懸念がある、国際法遵守は二の次であり、侵略行為は勿論、国際人道法や文民保護原則でさえも、ロシア政府が認めなければ存在しない主張する、こう突き付けた。

 ネオナチ勢力ですが、ロシア軍は信じているようでキエフ北方のブチャなどでは虐殺された市民の衣服が剥ぎ取られる事例があり、これはナチス党員を示す鉤十字の入れ墨有無を確認した為と理解されています。ただ、ウクライナのゼレンスキー大統領はユダヤ系であり、ユダヤ系が国家元首を務めるナチズムなどは根本から矛盾し、あり得ないと判ります。

 ジェノサイドについても、ロシア軍はやったかもしれませんが侵攻前のウクライナ東部地域ではEU欧州連合の査察団が人道問題の監視を行っており、ジェノサイドについては兆候さえ報告されていません。大量破壊兵器についても侵攻したロシア軍はNBC偵察車等を随伴せず、つまりロシア政府が主張してもロシア軍が信じていなかった事は明白でしょう。

 ウクライナ軍は奮戦しています、正直なところ一週間で壊滅すると考えられたウクライナ軍あ現実には遥かに精強で、またほぼ三週間おきに戦術を一新し首都防衛成功や東部反撃、昨今では南部遊撃戦を展開しています。一方でロシア軍撤退に繋がる決定的な戦果に繋がっていない事も、また現実ではあります。長期化する、これは避けようがありません。

 しかし、あれだけの経済制裁を突き付けられても、国際公序を示されたとしても、軍事行動を続けると共に非戦闘員に対する無差別攻撃を行い、批判する諸国に対しては水爆で恫喝するという国というものが地球上に未だ存在しているという現実は、目を瞑るべきではありません。繰り返しますがこの戦争は長期化し得る、関心を以て推移を見守りましょう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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