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【京都幕間旅情】五山送り火二〇二四,熱い夏にも心地よい風がうっすらと吹いている送り火は夏の終わり

2024-08-21 20:24:31 | 日記
■大文字と夏の終わり
 送り火が灯されているのは護摩木が燃え尽きるまでの十分や十数分というまさにひととき。

 五山送り火は京都市のなかでも嵐山でも点火されるものですから撮影する際に嵐山、というのも考えたものなのです、大堰川に映る送り火というのも、三脚で長時間露光撮影した描写が美しいものですので、そうした情景も撮影してみたいようにも思う。

 十三参りの嵐山、あと渡月橋もいい場所なのですが、渡月橋の方はもう一つ目の前でたかれますので交通規制が厳しく、みることはできても立ち止まって撮影することはできない、まあ、これは定番であるのだから明石の二の舞を避けるにも規制は重要だ。

 多宝塔の十三参り、ここ、よくみえるのだろうけれども考えてみると大勢があつまって帰路の煩雑さを考えると、嵐電も混雑するだろうし山陰本線も混雑は当たり前で、阪急嵐山線もすごいぞ、自動車で行っても絶対駐車場なんてあいてないだろうし。

 嵐山は、しかしここからも撮影してみたいところなのだけれども、大文字を主題として考えるならば、もう少し近くから撮影したいものですよねえ、と撮影位置を考えると、やはり鴨川の堤防が定番なのでしょうけれども、このほかに高台と言いますと。

 金戒光明寺はどうだろうか、ここ、目の前が大文字で、カメラ、望遠の聞くカメラを使いますと点火の様子で人の動きが克明に見えるという。結構混雑すると言うことですけれども、ここが最後まで考えたのでした、万一の際には脚立を使えばいい。

 真如堂のあたり、金戒光明寺の北側の斜面がもうこれは本当によく見えるのですが、ただ、実際に行ってみますとこの斜度とかなりの混雑で脚立は使えないなあ、と思い返しました。送り火なのですから周りに迷惑はかけたくないものですからねえ。

 堤防、鴨川の堤防から撮影する、考えてみると定番はここなのだろうなあ、とおもうのですが、歩いてみますとやはり電線が多い、もちろん避けられるところはあるのですけれども、後は混雑しているのですよね、もみくちゃにはなりたくないなあ。

 京都御所が撮影場所となりましたのは、こういう理由とともに、建物を構図に納められるものですから、これも定番と言えば定番、何度も撮影している場所ですけれども、やはり定番の構図というものは撮影しておきたいところとなるのです。

 御所も相応に混雑するのだけれども、結局、堤防のように1メートル前にでてしまうと高低差で見える景色が変わると言うこともありませんし、もちろん前に出過ぎると木々で大文字が隠れてしまうのだけれども、けっこう広さがある、つまり平等だ。

 三脚は使わないことにしました、邪魔になりますからね。脚立も、ここは高低差がないので必要ありませんので、ああちょっと始まるまでいっぱいやっていくかあ、そして撮影が完了しましたならば、ちょっと焼き肉でも入れていこうかあ。

 送り火は夏の終わりなのですから、心地よい風がうっすらと吹いている、まあこれ、台風7号の影響だと言うことはわかっているのだけれども、首都圏の房総沖をゆく台風は関東では大変だろうけれども、こちらでは風はそよ風程度でとどまっていて。

 夏の終わり、ここから熱い日は残暑、というのか、いや暑いが熱いというのですから残熱というべきなのかもしれませんが、それでもこれ上熱くなることはないのだなあ、熱い日から暑い日へ、今年も五山送り火が無事完了したのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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