■豪雨と稲妻と祭事
なのです。すでのな。急に何をと思われるかもしれませんけれども本日行われました後祭り山鉾巡行の宵々山は豪雨と稲妻と祭事というかんじなのでした。
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祇園祭後祭りの宵々山は、涼しかった。午前中が湖北でお仕事があり、もうこれ駄目だよたおれちゃうよお、というような湿気の高温とともに歩き回っていましたので、これよりも地獄を覚悟して京都まで戻しましたところが迎えてくれたのは意外な冷涼さ。
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気候変動対策が漸く功を奏した、わけではない、滋賀県が豪雨だったのです。そうこの日、晴天のはずなのですが正午ごろに猛烈なゲリラ豪雨が湖北地方を襲いまして、なんてことだコーヒー一杯の合間で天候激変だ、と右往左往していますとこれは不思議で。
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富士学校祭、この前日の富士駐屯地祭では正午ごろから豪雨という予報が出ていたので、状況終了っ、と訓練展示が完了しますと、もう装備品展示よりは撮影機材を雨にぬらさない方が重要だ、と撤収、ただ、予報は幸いにして外れた様なのですけれども。
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ゲリラ豪雨は三十分ほどで対岸の伊吹山が見えるほどに天候回復しまして、ちょうど近くに米軍の大将さんが来ていたので、大将の威光は凄いな、映画のパットン大戦車軍団みたいだ、と感心していたものの、三十分の豪雨程度では地面は冷えることもなく。
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蒸し暑い、以上の表現が欲しいですよね、かえって温度が炙るような暑さになって、湿気が凄いと噴き出た汗がそのまま不快感を増やすだけという状況で、こればかりはどうにもならない。ただ、その帰路に湖西線で、近江旭までは晴れていたよう思う。
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堅田まで数駅というところで、濃霧と快晴の境界線みたいなものが湖西線の車窓にはっきりとみえまして、トンネルを超えるとそこは雪国だった、わけではないが、トンネルを超えた瞬間に航空消防車に放水されたような水が窓に叩きつけられた。
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豪雨だった、と書くのは簡単なのですが、此処にせん光と轟音が同時に来るような、そう前日に聞いた富士学校のFH-70榴弾砲の空包射撃さえクラッカーの音に聞こえるような、弾着いま、としか言いようのない落雷が、効力射のように降り注いできて。
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223系電車だったからいいものの、113系電車とかで油断して窓開けていたら凄いことになっているような。新快速用の乗り心地の良いステンレス車両がこの湖西線に潤沢に回ってきたことに感謝しつつ、ああ、これ宵山この雨ではむりだなあ。
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落雷には驚いた、いまはなき74式戦車の空包射撃のような迫力だったのだけれども、水冷クーラーというか、堅田駅に列車が到着すると、すう、っと涼しい空気が車内に流れ込んできまして、そうか、このくらい降ると蒸し暑さを克服できるのか、と。
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夕刻だったので豪雨がさました大地を太陽が再加熱することを防いでくれたというのも大きいのかなあ、冷房の吹き出し口がそのまま列車の乗降口を兼ねている感じ。ただ、いずれにせよこの雨では祇園祭など、あとの祭り。まあ、後祭なんだけれどもね。
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山科駅で、この日は驚きが多い日だった、今一度驚いたのは、滋賀県と京都府の境界線をちょっと超えただけで、山科駅は小雨になっていた、傘が要らないくらいの。実はこの日、一日中猛暑と聞いていたので、富士では手放さなかった傘を用意していなかった。
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山城国、もう不幸ではないわ、というくらいに近江国から山城国への律令制境界線を越えるとともに雨が上がり初めまして、なんとなく想像できると思いますが、京都駅では、雨あがる、なのですね。そして同時に空気も冷涼さを戻した。もう不幸ではないわ、とね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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なのです。すでのな。急に何をと思われるかもしれませんけれども本日行われました後祭り山鉾巡行の宵々山は豪雨と稲妻と祭事というかんじなのでした。
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祇園祭後祭りの宵々山は、涼しかった。午前中が湖北でお仕事があり、もうこれ駄目だよたおれちゃうよお、というような湿気の高温とともに歩き回っていましたので、これよりも地獄を覚悟して京都まで戻しましたところが迎えてくれたのは意外な冷涼さ。
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気候変動対策が漸く功を奏した、わけではない、滋賀県が豪雨だったのです。そうこの日、晴天のはずなのですが正午ごろに猛烈なゲリラ豪雨が湖北地方を襲いまして、なんてことだコーヒー一杯の合間で天候激変だ、と右往左往していますとこれは不思議で。
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富士学校祭、この前日の富士駐屯地祭では正午ごろから豪雨という予報が出ていたので、状況終了っ、と訓練展示が完了しますと、もう装備品展示よりは撮影機材を雨にぬらさない方が重要だ、と撤収、ただ、予報は幸いにして外れた様なのですけれども。
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ゲリラ豪雨は三十分ほどで対岸の伊吹山が見えるほどに天候回復しまして、ちょうど近くに米軍の大将さんが来ていたので、大将の威光は凄いな、映画のパットン大戦車軍団みたいだ、と感心していたものの、三十分の豪雨程度では地面は冷えることもなく。
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蒸し暑い、以上の表現が欲しいですよね、かえって温度が炙るような暑さになって、湿気が凄いと噴き出た汗がそのまま不快感を増やすだけという状況で、こればかりはどうにもならない。ただ、その帰路に湖西線で、近江旭までは晴れていたよう思う。
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堅田まで数駅というところで、濃霧と快晴の境界線みたいなものが湖西線の車窓にはっきりとみえまして、トンネルを超えるとそこは雪国だった、わけではないが、トンネルを超えた瞬間に航空消防車に放水されたような水が窓に叩きつけられた。
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豪雨だった、と書くのは簡単なのですが、此処にせん光と轟音が同時に来るような、そう前日に聞いた富士学校のFH-70榴弾砲の空包射撃さえクラッカーの音に聞こえるような、弾着いま、としか言いようのない落雷が、効力射のように降り注いできて。
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223系電車だったからいいものの、113系電車とかで油断して窓開けていたら凄いことになっているような。新快速用の乗り心地の良いステンレス車両がこの湖西線に潤沢に回ってきたことに感謝しつつ、ああ、これ宵山この雨ではむりだなあ。
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落雷には驚いた、いまはなき74式戦車の空包射撃のような迫力だったのだけれども、水冷クーラーというか、堅田駅に列車が到着すると、すう、っと涼しい空気が車内に流れ込んできまして、そうか、このくらい降ると蒸し暑さを克服できるのか、と。
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夕刻だったので豪雨がさました大地を太陽が再加熱することを防いでくれたというのも大きいのかなあ、冷房の吹き出し口がそのまま列車の乗降口を兼ねている感じ。ただ、いずれにせよこの雨では祇園祭など、あとの祭り。まあ、後祭なんだけれどもね。
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山科駅で、この日は驚きが多い日だった、今一度驚いたのは、滋賀県と京都府の境界線をちょっと超えただけで、山科駅は小雨になっていた、傘が要らないくらいの。実はこの日、一日中猛暑と聞いていたので、富士では手放さなかった傘を用意していなかった。
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山城国、もう不幸ではないわ、というくらいに近江国から山城国への律令制境界線を越えるとともに雨が上がり初めまして、なんとなく想像できると思いますが、京都駅では、雨あがる、なのですね。そして同時に空気も冷涼さを戻した。もう不幸ではないわ、とね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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