榛名さんの総監部グルメ日誌
隠れ家的なお店を教えてもらうのではなく散歩の最中に偶然見つける事が出来るとちょっとした出会いが貴重なひとときと長い思い出に代わる、人生の醍醐味ってそんな感じ。
はるなさん。このHNは護衛艦はるな元乗員の方には首を傾げられることもありますが、名乗り始めたのは1998年、もう25年も使っていますのでご容赦いただきたい、まやさんHNに至っては護衛艦まや建造よりもまえで、くらまさんと同じ1999年からです。
はるなさん、といいますと角野卓造じゃねーよ、のハリセンボン・近藤春菜さんが世界的に有名ですが、いま京都では角野卓造が熱いのだ、KBS京都、おやじ京都呑み、という番組でBS211により衛星放送を通じて日本全国に有名になってしまったほどでして。
おやじ京都呑み、そのうち此処も紹介されてしまうのかな、と思うお店が数軒ありまして、このベルギービールの楽しめる町家の奥に隠れたこのお店はその一つ。隠れてはいないのだけれども隠れ家的で、しかも三条通という静かだけれど豊かな中心部にある。
リンデマンス、ビールが苦手かな、という方には、無論アルコールが駄目という方には生絞りジュースをお勧めするのですが、あの苦みがなあ、という方にはお勧めしたいベルギーのフルーツビール、リンデマンスクリークがお勧めですが、ここは数種類のそろい。
ヴァプール、京都市内にいくつか姉妹店が展開しているビストロなのですが、ちょっと美味しいお酒を頂いて、ちょっと美味しいものを摘まんで、という際におすすめで。マールやカルヴァドスなんかもお手頃に嗜めるものですから、これは良い気分なのですよね。
シャンパーニュ地方産チーズと、それからウサギのカナッペに、切り落としの生ハムというオードブル三種を先ず入り口に、ちょっとメイン料理をどうするか考えてみる。もちろんお酒をもう一杯だけ頂いて他のところに行ってもよい、自由なのがビストロだから。
カナッペでウサギ、というのは戦時中には代用食として空母赤城のウサギグラタンなどが海軍料理研究家の方が呉で紹介していましたが、カナッペにしますと、あのカツオの甘辛煮とコンビーフの食感を合わせたような、ちょっと面白い味わいが、すきになります。
1822年創業かあ、百年前ですね、という声を聞いたことがありますがタイムトラベラーはどこにでもいるもの、201年の歴史を誇っている。甘酸っぱい、けれども風味の奥には発泡醸造の香りがあり、ここを入り口に、実は私はビールが呑めるようになったもの。
シャロレー牛肩ロースステーキ、フランス産牛のシャロレー牛をステーキにしたもの、ちょっと面白そうなのでフランスのお肉を頂くことにしました。ちょっと固めの赤身肉ですよ、とシェフのお話ですが、いいじゃあないか、食べ応えがありそうだ、とわくわく。
香草バターと合わせて、表面にしっかりと、ただ深部の赤身には牛肉の酸味と肉汁をしっかりとたたえた、ステーキなんて焼くだけだろう、と知ったような気障さをルクレルク戦車のように吹き飛ばす、なんというか、知っているようで初めての味、を体験できた。
ステーキで、ビーフを香辛料だけではない香草とバターの奥に、焼き加減で現れる焼き具合の違いから味わいの違いにつなげるという一品、美味しいという一言よりもなるほどなあ、となにか納得して、これが美味しいという味覚の感想ではなく美食の体験、という。
フレンチって、調理法なのですよね。イタリアンは素材を活かすというか、新鮮な素材をできるだけそのまま頂く和食の様な印象があるのですが、フランスの調理法は技巧を誇るような、だから技術が必要なのですが、外食したなあ、という満足感に直結します。
Brasserie VAPEURS、中京区三条新町西入ル釜座町という、ここは堀川三条と烏丸三条のちょうど中間あたりの沿道に、この町家は奥に入れるぞ、というその先に佇む好奇心から探訪することが楽しく美味しい結果に繋がる、そんなお店であったりするのですよね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
隠れ家的なお店を教えてもらうのではなく散歩の最中に偶然見つける事が出来るとちょっとした出会いが貴重なひとときと長い思い出に代わる、人生の醍醐味ってそんな感じ。
はるなさん。このHNは護衛艦はるな元乗員の方には首を傾げられることもありますが、名乗り始めたのは1998年、もう25年も使っていますのでご容赦いただきたい、まやさんHNに至っては護衛艦まや建造よりもまえで、くらまさんと同じ1999年からです。
はるなさん、といいますと角野卓造じゃねーよ、のハリセンボン・近藤春菜さんが世界的に有名ですが、いま京都では角野卓造が熱いのだ、KBS京都、おやじ京都呑み、という番組でBS211により衛星放送を通じて日本全国に有名になってしまったほどでして。
おやじ京都呑み、そのうち此処も紹介されてしまうのかな、と思うお店が数軒ありまして、このベルギービールの楽しめる町家の奥に隠れたこのお店はその一つ。隠れてはいないのだけれども隠れ家的で、しかも三条通という静かだけれど豊かな中心部にある。
リンデマンス、ビールが苦手かな、という方には、無論アルコールが駄目という方には生絞りジュースをお勧めするのですが、あの苦みがなあ、という方にはお勧めしたいベルギーのフルーツビール、リンデマンスクリークがお勧めですが、ここは数種類のそろい。
ヴァプール、京都市内にいくつか姉妹店が展開しているビストロなのですが、ちょっと美味しいお酒を頂いて、ちょっと美味しいものを摘まんで、という際におすすめで。マールやカルヴァドスなんかもお手頃に嗜めるものですから、これは良い気分なのですよね。
シャンパーニュ地方産チーズと、それからウサギのカナッペに、切り落としの生ハムというオードブル三種を先ず入り口に、ちょっとメイン料理をどうするか考えてみる。もちろんお酒をもう一杯だけ頂いて他のところに行ってもよい、自由なのがビストロだから。
カナッペでウサギ、というのは戦時中には代用食として空母赤城のウサギグラタンなどが海軍料理研究家の方が呉で紹介していましたが、カナッペにしますと、あのカツオの甘辛煮とコンビーフの食感を合わせたような、ちょっと面白い味わいが、すきになります。
1822年創業かあ、百年前ですね、という声を聞いたことがありますがタイムトラベラーはどこにでもいるもの、201年の歴史を誇っている。甘酸っぱい、けれども風味の奥には発泡醸造の香りがあり、ここを入り口に、実は私はビールが呑めるようになったもの。
シャロレー牛肩ロースステーキ、フランス産牛のシャロレー牛をステーキにしたもの、ちょっと面白そうなのでフランスのお肉を頂くことにしました。ちょっと固めの赤身肉ですよ、とシェフのお話ですが、いいじゃあないか、食べ応えがありそうだ、とわくわく。
香草バターと合わせて、表面にしっかりと、ただ深部の赤身には牛肉の酸味と肉汁をしっかりとたたえた、ステーキなんて焼くだけだろう、と知ったような気障さをルクレルク戦車のように吹き飛ばす、なんというか、知っているようで初めての味、を体験できた。
ステーキで、ビーフを香辛料だけではない香草とバターの奥に、焼き加減で現れる焼き具合の違いから味わいの違いにつなげるという一品、美味しいという一言よりもなるほどなあ、となにか納得して、これが美味しいという味覚の感想ではなく美食の体験、という。
フレンチって、調理法なのですよね。イタリアンは素材を活かすというか、新鮮な素材をできるだけそのまま頂く和食の様な印象があるのですが、フランスの調理法は技巧を誇るような、だから技術が必要なのですが、外食したなあ、という満足感に直結します。
Brasserie VAPEURS、中京区三条新町西入ル釜座町という、ここは堀川三条と烏丸三条のちょうど中間あたりの沿道に、この町家は奥に入れるぞ、というその先に佇む好奇心から探訪することが楽しく美味しい結果に繋がる、そんなお店であったりするのですよね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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