北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都発幕間旅情】西九州新幹線に沸く長崎県は大村線の懐かしい青い海辺のシーサイドライナーと現在の論点

2022-10-02 18:22:25 | コラム
■シーサイドライナー
 嗚呼佐世保に長崎に行きたいなあというのが本音なのですが。

 長崎の在来線はどうなるのだろう、こうシーサイドライナーの懐かしい写真を眺めつつふと。西九州新幹線、なにしろのりかえが煩雑という声は聞こえてくるのですが、あわせて在来線特急の減便、これも何度も繰り返されてきたところなのですけれど暗い問題を。

 並行在来線の問題が既にでているとのことで、新幹線開通の度に繰り返された。特にこれから線路を整備しなければならない佐賀県内の路線が既に佐賀県の財政負担の大きさとともに、開通したとしても並行在来線の減便が加速し、そして新幹線高架の限界もあります。

 西九州新幹線の佐賀県内路線で好いことはあまりなく、博多に向かう利便性の悪化だけが確実となっていることで、着工めども立たないという、少々寂しい話を聞きます。しかし、開通させなければ乗り継がなければどこにも行けない新幹線という難しさは続いている。

 新大村駅と長崎空港が4kmの距離ですので、比較的空港に近い駅という利便性で、もう少し長崎空港そのものへの旅客便が増えるならば、いままで長崎と長崎空港、実は長崎市と大村市、というバスで時間のかかる状況を解消することにはつながるのかもしれません。

 ただ、空港連絡新幹線という状況だけでは、このままいっそ佐世保に延ばして、スイッチバック方式で佐世保経由にて武雄温泉に向かうような経路を整備し空港と佐世保と長崎を結ぶ新幹線としたほうが、そんなことも考えてしまいます。ただ、根本解決にならない。

 新幹線開通の話題は歓迎すべきなのかもしれませんが、西九州新幹線の現状と並行在来線の問題は、例えば京都の視点から見ても北陸新幹線大阪開業までの経路と並行在来線維持の問題と重なるのです、在来線特急も便利なのだけれどなあ、こう思ってしまうのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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