イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ポトラッチ

2006-08-12 | 2006年度(1/13まで)
 30年近く前読んだSF小説にかんべむさし氏の「ポトラッチ戦史」があった。通常の戦争は奪い合うものであるが、国が成立する以前の社会や、現在でも文化によっては、気前良く与えてしまうこと、失うことが大きな美徳であり。そうした習慣をポトラッチというようだ。当時は小説に腹を抱えて笑ったが、今も同じように笑えるだろうか。
 
 私は30年近く、サラリーマン生活をしてきた。

 昔は会社の為にサービス残業(ある意味でポトラッチ)など当たり前であった。しかし、グローバル化が進み、一般企業では裁量労働制の拡大、パート労働者や派遣労働者の拡大が進んだ。そして、経営側、働く側はより、ドライになってきているように思える。

 このようなドライな経済的交換が加速する時代の中で、見直されてきているのがNPOやボランティアに代表される非営利活動だと思う。

 非営利活動とはいえ、この世の中は資本主義の社会、運営でいろいろ難しいことが沢山ある。