自分の反省をこめて申し上げるが、生き甲斐を考えていくとき、男性はだいたい、事業計画を考える傾向があるといわれている。ただサラリーマン時代に培った、方針の作成、戦略・戦術の策定を作るのは手馴れているが。本当に遣りたい事を実感をしつつ、定めていくのが意外と弱い。
本当に遣りたい事、自分の存在理由、それは自分の奥の奥にきらりと光る宝物のようにある。手乗り文鳥のように、大事に掴みつつ、心の防衛機制の鎧をとって話しかける。自分の自己実現であり、自分からもっとも離れた自己実現でもある。
自律性と同時に、自発性も試される。怖い怖くない、好き嫌いという原初感情との対話も重要である。
意外と無視できないのは、自律性と自発性に根ざした、勤勉性の重要性である。勤勉性は鍛えた刀のようである。見た目は本物であるが、直ぐに折れてしまう刀ではない。