イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

愛の多様性を空き地のお花畑で感じる!

2008-05-30 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 いつも通る野原に、野生のヒルサキツキミソウが群生している場所がある。上品な薄いピンクの花が風にそよいで気分がパッと明るくなる。

 その場所には、簡単な金属製の柵があり、錆びている。可憐な花々と錆びた柵の組み合わせは不思議な組み合わせである。

 風にそよぐ可憐な花々と、柵という機能を内在し静かに立っている錆びた柵。そして、花々が柵の外に溢れるように咲いているのも考え深い。

 人間の孤独を分類すると、身体の孤独感、成育史からくる心の孤独感、深い魂の孤独感に分類する説がある。そして愛の孤独は、考えてみると生活の隅々にまで影響を与えているように思う。

 大きな問題のひとつ、成育史からくる心の孤独。これは、ひとり一人愛の原型が異なり多様なものである。自分の原型と他人の原型は基本的に異なる。

 愛を素直に外に向かって表現している、裸子植物のヒルサキツキミソウ。そして、一切愛を表現していないような(でも内部では?)鉄柵。異質なものの組み合わせのようだが、もし優秀な神話作家がいたら、ここでどんな神話を作るだろうか?

 愛の多様性に気づき、狭い自分の世界を広げていくことは重要であると思う。

<金属4/4>

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尚、このブログは次を参考にしています。

生き甲斐の心理学
植村 高雄
ユースフルライフ研究所

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