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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

日常的なことに隠れた、魂の眼を曇らせるもの!(暮らしの中のカウンセラー⑩)

2010-06-27 | 第九章「愛」
 孫に初めての歯ブラシ。可愛い歯ブラシがあるんだなと想う。

 さて、歯磨きについて今日はいろいろ思索している。実は、日本のロケットの父、糸川英夫氏の「一日一発想366日」を読んでいたら、歯磨きについて書かれていたのだ。氏は研磨剤入りの歯磨き粉が歯にとって長期に見て良いのだろうかと疑問をもち、普通の薬用石鹸が良いのではと考えるようになった。

 実は、もう10年以上前に氏の別の本でこのアイデアに接し、私もも一ヶ月位石鹸歯磨きを実施した経緯がある。確かに良かったが、しばらくするうちに、歯がピカピカという感じでなくなり、いつのまにかやめてしまった。ただ、研磨剤入りの歯磨き粉で本当に良いのかという不安はずっとある。

 大事な歯なので、口腔ケアは時どき考える。食後に歯磨きするのは良いが、いつも研磨剤入りの歯磨き粉が良いのか。たいていは水だけで良いのではないか。ひょっとしたら、糸川英夫氏の石鹸以外にもっと良いものがあるのではと気になる。

 大事な歯は、自分の身体の一部である。自分を大切にするのは大切な自己実現の道の要素だ。

 話は心理学に変わる。

 生まれてから、糸川英夫氏の情報に触れるまでは、歯磨き粉などについては、幼いころからの習慣で、考えることは無かった。習慣として覚えて、それを繰り返した。両親も家族の誰も歯磨きについて疑問を呈することなく過ごしてきた。

 日本は甘えの構造の国と言われる。専門用語を使うのを許していただければ、防衛機制の同一化が幅を利かせている国という考えである。聖徳太子が≪和をもって尊しとなす≫を17条憲法の一番目にした古くからの伝統がある。

 日本の文化は、いつの間にか自分の深層に入り込み、全く空気のような防衛機制となり、自分の内にある回答を観えなくする働きをしている。

 防衛機制は、こころの安定を保つという良い面があるが、真実を曇らせるデメリットもある。時に、≪みんなで通れば怖くない≫ではなく、孤独に耐えて思索することも重要ではないかと想う。

(このシリーズは「生き甲斐の心理学」を参考にしています。U先生、ありがとうございます。また、今回は井沢元彦著の「逆説の日本史」、土居健郎著の「甘えの構造」を参考にさせていただきました。)

暮らしの中のカウンセラー⑩(見えないものを観る、聞こえないものを聴く 40/60)

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