写真は、雄のカワセミが雌のカワセミのために餌をとりに飛び立つときのショットである。
さて、愛を総合的に考察するときに、男性と女性のことも考えることは重要だと思う。
実際、一神教では雅歌が、仏教でも理趣経もあり、男女の世界は古代よりまじめに研究され、実に神秘的な側面があることもわかる。そして、さらに原点をもとめ歴史を遡っていくと新石器時代の世界中の土偶・石棒の世界に行きつく。嫌だなという人もいるかもしれないが、現代に通じる宗教や哲学を思索していくと、それも意外に自然な愛なのかなと感じることもある。
心理学の世界でも、男と女の世界もアニマとアニムスなど研究され、奥深い領域のようだが、今、私の関心ごとは歴史で7世紀前後の東アジアの女帝時代が関心の的だ。日本でもそうだが儒教色の強い東アジアに、仏教等の影響もあったかもしれないが実力派女帝が次々と出現したようだ。
日本では推古天皇から皇極・斉明天皇、持統天皇、元明天皇、元正天皇、孝謙天皇…中国では則天武后、韓国では善徳女王、真徳女王。
それは何なのだろうか。こうした女性や男性の解釈の仕方は、私にとって大きな課題・楽しみのようである。
自己実現の道の歩み方 7/10