今年は奈良の旅を二回してしまった。夏と冬に。夏は奈良の源信展と生駒山、さらに難波京を勉強するために大阪歴史博物館に。そして12月は飛鳥・吉野・奈良・関ケ原・琵琶湖といった欲張りな旅。そして、この中では持統天皇をイメージしてきたと同時に当時の政権がめざしていた国家の原型もイメージしてきた。
U先生の生き甲斐の心理学は人格形成論をいろいろ学ぶが、人の集合としての国家は、性格はもちろん異なるとはいえ、どこか人に似ているところがあるように思えてならない。
6-8世紀の日本は、大陸に巨大国家が形成(隋、唐)されることで、朝鮮半島や日本も大きな影響を被り、良いか悪いかは抜きにして今の日本の原型のような国家が形成される。運よく隋や唐が高句麗や新羅が防波堤になってくれたこともあり、日本は白村江の戦いは別にして、外国との戦争を免れることができ、しっかりとした国家の原型が形成できたのではないかと思う。
そして、私は持統天皇の人格形成や人生を学んできたが、日本がどのようにひとり立ちしてきたのかを学ぶこともできたようだ。そして、国家の形成史を見ることは、逆に人のひとり立ちに必要なことは何かも教えてくれるようなところがある。ここが面白い。
630年 遣唐使派遣 外交
685年 式年遷宮の制の制定 宗教
694年 藤原京 平城京や平安京の都城の先駆け 都市
697年 文武天皇即位(持統上皇も)天皇制
701年 大宝律令の完成 法治国家
708年 和同開珎 貨幣
710年 平城京
712年 古事記完成
720年 日本書紀完成
747年 東大寺大仏鋳造開始
752年 大仏開眼供養
ひとり立ちには、外交、宗教政策、法整備、通貨をはじめとする経済政策、などが重要であることがわかる。そして、最後のほうにアイデンティティの確立でてくるようにも見える。何故か、エリクソンの人格形成理論とどこかで似ているようにも。今日は朝からいろいろ妄想してしまった。しかし、ひとり立ちとは何か・・・少し見えてきたようにも思う。
ひとり立ちについて 2/10
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森 裕行 | |
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