先日の奈良では、白鳳時代の美しい芸術作品などを堪能した。そして、今朝は薬師寺展の図録を楽しんだ。
持統天皇が、当時の今以上の暗い暗い政治状況の中で、しっかりと生き抜いてきたのは、天才的な直観が冴え、危ないことには近づかず、反対に良い人に近づき助けられたのではと思う。そして、そんなことができたのも、女帝の五感・体感が健全で、判断力が的を得ていたのだろう。それは、生活の中で意識され育まれてきたのに違いない。素晴らしい芸術を愛で、真実の話を聴き、善意の中で暮らすことで、至福の時(幸福感)もあったのだろう。
私が小学生の高学年のころ、父は建築家であったのだが、自分で設計した木造の我が家を建てた。その時、よく私に、床の色はこれで良いかなどと訊いてきたものだ。不思議に、このデザインは嫌いだとか、これは心地よいとかを感じて考え、父と会話したことを覚えている。
さて、昨日は知人がオフィスを開設されるというので、横浜に行った。美しい海や、落ち着いた街の佇まい、新しいオフィスに、こんな環境ならきっと良い仕事ができるなと思い、感動した。
かつての自分の会社生活を思い出した。朝起きて、サラリーマンが良く読む新聞を読み、テレビを横目にして、普通の朝食をとり、電車に揺られて職場に向かう。そして・・・
何となく、当たり前の生活であるが、どうもそこには潤いがなかったように思う。潤いとは自分らしたというか、こころの平安というか。仕事のことがいつも頭を占めているので、敢えて潤いなどを求めなかったこともある。いつも幸福の条件ばかりを考え、幸福感など意識しなかったころ。先生の生き甲斐の心理学を学んでからは、幸福感、五感体感、心地よいものを意識することで、何かが変わってきた。
今、自分の心地よい壁写真のパソコンに向かい、自分の好きな音楽を聴き。部屋の壁には自分が心地よい写真や絵を飾り、部屋の色なども好きな色にしている。書斎には好きな本が並び(書斎は今年になってやっと手にいれた)、落ち着く。
一方的なマスコミの報道(多くは嫌なニュース)は、一日の初めには触れないようにし、好きな情報、気になる情報はネットで探す。
心地よいことを意識してみると、どうも調子が良い。そして最近思うが、心地よいことは、不思議に真善美と関係があるようだ。
ひとり立ちについて 5/10
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森 裕行 | |
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