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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

得意分野を探し大事にすると世界が変わる (和解と平和 6/10)

2019-08-23 | 旅・雑記帳

 心が自由であれば和解がしやすく平和も訪れるが、私も含め何かにこだわったり、負い目があって自由さを失いがちなのが人間の常である。エリクソンによると8歳から12歳のころに劣等感が技能や勤勉性とともに課題になる年令だという。自分を振り返っても、父や祖父のように勉強ができたわけでもなく、体も小さく何となく劣等感に満ち不安な日々を過ごしたようにも感じる。

 しかし、そんな中で友達と気楽な時を過ごし、自分の得意分野のようなところをおだてられてつくっていく。今思い出すと、学業のように評価が簡単な分野よりも、おたくの世界といったらよいか、何とも評価しづらい部分が重要だったかもしれない。私の場合は地学や物語、心理などへの興味など。そして、それを大事にすることで生涯を通してのライフワークに繋がるのだと思う。独自の得意分野というか好きな分野というか。それは、自分の中で自尊心の種を生み出し、勤勉にそれを育てていくことで技能取得につながり、こころのバランスをとり自由に羽ばたける世界が生まれていく。

 今、私は縄文時代のことをしょっちゅう考えているが、縄文時代の少年少女も同じように、父のつくる石器つくりを習ったり、原で両親と一緒にクリや麻、漆、ヒョウタン、エゴマ、大豆の世話をしたり、カラムシから繊維をつくり、糸をよって着物をつくったり、火のおこしかたを学んだり、木器や土器をつくったりする。さらに、季節に応じて狩猟や漁労、家づくり、交易の仕方などいろいろ学んだと思う。糸や切れるナイフすら得がたい不便な縄文時代は、見方を変えると人を育てることに向いている社会で、和解と平和の実現が可能な社会作りにも貢献していたかもしれない。逆に言うと、便利な時代は本当の勤勉性や技能づくりをダメにするところがあるのではないだろうか。

 何時の世の中も、子供は弱い存在である。周りから馬鹿にされたりし、劣等感の塊のような少年少女もいたかもしれない。そして、その中で土器作りが得意で火炎型土器を発明したような人、部族を癒やすす天才的なシャーマン、記憶力が抜群で長い部族の歴史を語る叙情詩をそらんじる人なども生まれたかもしれない。

和解と平和 6/10

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