毎年、この時期は我が家では大掃除をすることになっている。タイミング的にも、年の暮れの大掃除もあるが、盂蘭盆の大掃除もあってもいいかと・・・
大掃除なので、何を破棄するか誰が作業するかなど、一緒に暮らす家族とのちょっとしたバトルもあったり、作業も結構ハードであったりする。何もこの暑い時期に敢えて不安や怒りを増やすことをしなくてもと思ったりするが、大掃除が終わると(今年はまだだが)、平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感などが訪れ、ビールもうまいので、継続している。
ストレス曲線は理想と現実のギャップという理論からすれば。少なくとも大変な作業が終われば、理想は現実となり平安感など幸福曲線が訪れるのを実感できる。
さて、若いころ、仕事に追われる毎日を過ごしていたとき、どこか無人島にでも行ってのんびり暮らしたいと思ったものだ。しかし、生き甲斐の心理学を学ぶと少なくとも感情の世界では、光と影の関係があり、例えば統御感を楽しむには、影の部分の錯乱感が意外に必要であったりする事例を学ぶ。
光を楽しむためには影の部分も大切なようだ。
ちょっとした妄想かもしれないが、この世の延長線上に天国があるとすると、天国の幸福感は少なくとも影の部分があってなりたつのではと思う。天国で幸福感を味わうためには、ある意味ストレスフルな仕事?も必要かもしれない。実際、米国の著名な心理学者(心理療法家)のスコット・ペック氏も、あの世についての小説「死後の世界へ」の中で、天国の住人も描いているが、皆何らかの委員会?で苦労して仕事をしているようなのだ。
因みに、このブログで語ってきたストレス曲線(五種類)の影の部分は、幸福曲線(五種類)の光とペアとなる。現代の感情の様々なモデルでも、感情をペアで捉える事例が多く、脳科学的にも感情の光と影があるのかもしれない。
不安感 --- 平安感
怒り --- 友好的感情
身体症状 --- 健康感
ウツ --- 幸福感
錯乱 --- 統御感
世の中、結構ストレス曲線に出会う。ただ、最近の私はそのストレス曲線の対極の幸福曲線を想いうかべ、幸福曲線を得るための一つのチャレンジかなと思うことにしている。そうすると、嫌なストレス曲線にも希望が湧く。
幸福曲線を辿る 4/10