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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

畏れと自由な心・・今も縄文時代も(9/10 感情と付き合う)

2022-04-19 | 第二章「五感と体感」

疫病や戦争、身近な出来事、何かの節目と思えるようなこと、いろいろあるが、何かに固執しこころの自由が奪われ、一日を暗い感情の中で過ごしてしまう。こうした時に自分の心の自由は大丈夫かと自問自答する。ああ、何か変だなと思った時に自分の正中線を確認することは大事だ。

今年の復活祭は私にとってとても思い出深いものになった。春は死と再生の季節。反省すると私は自分の生命というか神仏に対しゆるす神仏のイメージが強すぎたように思う。聖ベルナンドの「雅歌について」を味読しているのだが、神を畏れることを今年は大いに学んだようだ。いろいろな事を恐れこころの自由を奪われそうになるとき、神を畏れ、身を正すなり祈りを深める。すると不思議に心の自由が得られる。

「縄文」と「生き甲斐の心理学」は私のメインテーマであり続けているが、少年時代に好きだったことに最近眼が行く。一つは料理。もう一つは天文や地学。料理はまだ入り口だが天文は小学校、中学校と地学部だったこともあり何か心が楽しくなる。空を見ると好奇心・・・好きだという感情が湧くのだろう。

今日も最近求めた天文考古学の学会誌を読んでいたら、縄文時代の配石遺構や環状積石遺構を考えるときに単純な太陽や月だけでなく星や天の川との関係もあるんだなとあらためて思った。

小学生の頃、家の庭でお小遣いをはたいて買った天体望遠鏡で夜空を眺めたことを思い出した。土星や木星の衛星を見た時の感動。感動とは感情が動くということなのだろう。ちょっとした錯乱と統御感、ウツと幸福感、・・いろいろな感情が川の流れのように湧いては消えていく。思い出すとスカイウオッチだけでなく感情ウオッチイングもやっていたのかもしれない。これは心の健康の証でもある。

縄文時代の少年少女も夜空を見上げ、大人から天体の話を感動しながら聞いたのだろう。今と違って時計も文字もない時代。しかし生きるためには、狩猟採集社会では時を知ること方向を知ることは極めて重要だったのだろう。イギリスの5000年前のストーンサークルの二至二分の知識に驚いてはいけない。日本でも飛騨の金山巨石群なども知れば知るほど驚いてしまう。今のグレゴリオ暦と同等の暦を読み取る技術が縄文時代にもあったのでは。

しかし、これはオカルトやUFOの話に飛躍する必要はないと思う、ホモサピエンスの脳科学による知見、いわゆる認知革命が4万年前ころにあったとすれば、このようなことは突飛な話ではないかもしれない。

話を戻そう。今の時代、恐れることがとても多くなったようだ。しかし人を恐れたり未来を恐れて心の自由を奪われないように。それは自らのアイデンティティの見直し。一言でいえば神仏をゆるしの側面だけでなく畏れる対象としても見直すことかもしれない。美しい夜空のように。

9/10 感情と付き合う

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