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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分の感情をコントロールできるほうですか?(愛ある問いかけ ② 9/10)

2014-01-17 | 第十章「今ここでの恩寵」

 昨日のブログは情動の良い面を活かすことであったが、情動のマイナス面は本人にとっても不幸である。マイナスの情動によって、程度はいろいろだが自分だけでなく他人に迷惑をかけたりすることも。

 今日の問いかけは、「自分の感情をコントロールできるほうですか?」である。この問いかけは、U先生の「生き甲斐の心理学」全般の理論に関係するが、今日は防衛機制の投影や感情転移に中心に感情について考えてみた。

 感情転移は、本来向けるべきある感情を別のものに向ける心のしくみで、それにより心を安定させる働きをもつものだ。投影は自分の欠点を正視できず自分以外に責任を転嫁する心理で、これも心を安定させる良い面がある。

 よく考えていくと、これらの防衛機制は、感情(仮に感情X)の起源が本来Aであるのに、BとかCかのように何故か錯覚する問題だと思う。自分のことを反省してもBやCが何故か頭を専有しAなど想いもしないという、自分の変なありように驚いたこともある。もちろんA起源の感情がBやC起源の感情と似ていることがあるのだが。

 さて、感情の起源がわかると、対策ができることが多い。

 生き甲斐の心理学には、人は身体と心(生育史)と魂(宗教・哲学の領域)に分けて考える知恵がある。そして、これは感情の起源を探るときも応用できるのだ。

 例えば、今、私は若干イライラしているが、そのイライラは身体、心(生育史)、魂のどこから来ているかと自問自答するのである。すると、身体。何とお腹がすいている(昼食前で)ということがわかる。そして、このイライラをブログで発散せず、まずは食事を考えるべきなのだろう。誰かに八つ当たりしても実につまらない。

 こうした知恵の応用は、若い頃営業の時は、大事な商談やクレームの話は食事前を必ず外したりしたが、意外に効果があったようだ。

 ちょっと、話が飛んでしまったが、自分の感情の起源を考えることで、当然ながら自分の感情のコントロールがうまくなる。さらに、暗い感情は自分の理想と現実のギャップからくるということを知っているだけで、意外に原因を探ることもできるのだ。

 生き甲斐の心理学は、特に生育史から来る感情の理解を深めることで力を発揮するが、実に深く、学ぶことでつまらない情動に振り回されにくくなるようだ。

 さて、食事をしよう! 

愛ある問いかけ ② 9/10      

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