携帯の写真機能でブログ用の写真を撮り始めて、10年以上の時がたった。今は望遠機能がスマホでもついてくる時代で、昆虫の写真も撮りやすくなったが、かつては美しい蝶のそばによると、蝶が逃げてしまうなどで苦労したものだ。そんな中、蝶が逃げないで撮すことができた日、そうでない日を、つらつら考えたことがあった。
どうも嫌なことが多くいわゆる蛇眼になっているような日は、蝶も逃げてしまう。こちらの心の深いところの状態が影響しているようだった。
思い出せば、若い頃にセールスパーソンだった時代にも当てはまるかもしれない。営業がうまくいっている時期、そうでない時期を思い巡らす。言葉ではうまく話していても、どうも眼が蛇眼だったような時期(営業成績が悪いときなど)は、ますますうまくいかない。そんな時に、ある先輩から教えてもらい、数千年の歴史をもつ仏教関係の本を読み、心静かに自分を見つめたりし、その時は気がつかなかったが、その後営業成績が突然上がったのも、蛇眼と関係があったかもしれない。
ロジャースの6つの条件のうちのラポール、あるいは昨日の純粋と一致なども大いに関係する、深層心理の持ちよう。これは、宗教や哲学の世界と直結する世界だ。傾聴のテクニックを覚えても、時にはそんなテクニックを知らない信心深い人の方に軍配があがることを考えても、宗教・哲学の影響は無視できない。これは、営業だけでなく、様々な企業活動、日常の活動でも同じだろう。
さて、7世紀の東アジアや日本の歴史を最近、興味をもって勉強しているが、日本の律令制度の完成に大いに寄与した持統天皇・天武天皇の時代などでも、当時の仏教の影響も深いところであると思う。例えば、いわゆる三蔵法師に直接学んだ道昭和尚は唐から帰国後、当時の政権や行基などの後継者育成にも関わり、日本ではじめて火葬となるが、同時代の持統天皇も天皇としてはじめて火葬となっている。また、唐の雰囲気は、最近映画「空海」を拝見して想像以上に国際的世界だった知ったが、調べてみると、宗教も仏教だけでなくキリスト教も唐の太宗により635年に受け入れられ、今の世界的な宗教が中国で花開いている。
現在の日本の原型が形成されたころの7世紀。今もそのころの影響を受けていると思われるが、当時と比べ慈眼を持つ人は増えたのだろうか、減ったのだろうか?自戒をもって考えてみたい問題だ。
傾聴力 8/10
------------------------------------------------------------
縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。葉書
「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法
1.紙の本の入手については・・・
四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。
電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)
住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2
2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、
Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。
サンプルもあります。
森 裕行 | |
なお、カスタマーレビューを書いていただけると励みになります!
尚、私の電子書籍は現在この縄文小説だけです。同姓同名の方の
著作がありますのげご注意ください。私の著作の確認はこちら!
------------------------------------------------------------
+++スマートフォン等のブログ表示で心理学関係の広告が掲載されることがありますが、私が推薦しているわけではありません。ご注意ください。