田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

季節を愛でる 世捨て人

2008年11月06日 | 日記
11月6日(木) 晴 快晴 午後には薄い雲が広がる

昨夜は早く寝たためか早朝から目が覚めて寝付けない。
だんだんと明るくなってきて6時前に床を離れた。

いつもの窓からの眺めは冬の空気の冷たさを感じさせる。
外に出てみると霜が降りている。
シモバシラまではないが蕗の葉やチンゲンサイの葉は白く表面に氷の粒が付き陽の光に溶け出しているのもある。


浅間山は噴煙が見えないと平凡な温和しい山だ。
南に寄った朝陽に薄く照らされていたが上空には飛行機雲がぐんぐん伸びている。
成田から飛び立った飛行機?どこへ向かうのだろう。


午前中はストーブの掃除をする予定にしてある。
Mは朝から出かけているのでこの手の掃除は留守の方がしやすいこともある。
前面のガラス付きの扉の掃除に手間が掛かる。
扉を着けたまま掃除をしたが煤が採れないのと、煤を溶かしたマジックリン(洗剤)が下に垂れるのがよろしくない。
扉を外し平にして徹底的に汚れを落とした。
薪を炊けば直ぐに汚れるのは判っているが、この冬はじめて火を入れるときくらいは綺麗にしてやりたい。


午後は薪作りをする予定だったが取りやめた。
理由は少しのんびりしたいということだ。
3時過ぎにはMが戻り支那ダイコンを採ってきてくれと云う。
畑に出て浮き上がっているダイコンから採ることにした。
少々細いが充分用を足すと思う。
このダイコンは信州へ移り住んでから知った種類で中が緑色なのがよい。


裏の山へ登ってみると集落の東端の落葉松が植林されたところはみごとな秋色になっていた。
絵筆に黄色緑色を付けてちょうんチョウンと置いていくと描けるような気がする。
のんびりして過ごすには似合う山の色だ。


一回りして4時過ぎに戻ると南の空には薄いベールを透して白い月が見えた。
日の沈む時刻には西に傾く月、日没のときには太陽と月が一緒に視野にはいるだろうか?
落葉松の梢が何故かクリスマスを思わせるのは季節ならではのことだろう。


季節を愛でる世捨て人
コメント (8)
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