田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

新しい太陽の光 夜明けに見た

2008年11月14日 | 日記
11月14日(金) 快晴 雲ひつない青空 寂しさを感じるのは贅沢だろう

昨日の満月に触発され快晴の朝を迎えることを前提に日の出をまった。
太陽が顔を出す前は静かな山並みをシルエットに朝焼けが徐々に色濃くなる。
浅間山も僅かに煙を北になびかせているのが見えた。


西上州の山々を隠した霞を押しのけて太陽が顔を出した。
沸き上がる雲を赤く染め上げて新しい今日の陽の光を現わした。
この一瞬で地球上の色が明るくなる。


素早い動きで太陽が昇りはじめると、里の闇を切り裂くように光を射してくる。
六世を周りに従えて全ての神の如く里を照らし出す勢いはすごい。
山の樹々も一瞬にして大風にまくし上げられたようにざわめくようだ。


俺の目の高さまで登り詰めたときに山裾の集落にも鋭い光線が届いている。
うっすらと霜を被った瓦も一瞬に溶け出し水滴が盛り上がりその一粒ひとつぶに太陽が見える。
渇ききった田も今日の陽が当たり始めると僅かな湿気が湯気から霞なる。


一瞬の出来事だが既に陽の光は山裾の西側の山にも届いている。
白樺の僅かに残った葉も陽の光を受けて活きいきしている。
太陽の恵を感じ手を合わせ崇める神々しさが見えたような一瞬だった。


風邪も全快とはいかないが・・・・・
明日の夜の会議に間に合わせるよう原稿を読み直した。
なんとなく集中力がおぼつかないなか午前中はすぐに過ぎてしまった。
午後は続きに取りかからなければならないが・・・

ぼんやり過ごしていると夕方になってしまった。
釣瓶落としで闇に没した浅間山の肩越しから十六夜の月が顔をだした。
辺りを闇に包まれたなかに暖色系の月が浅間山の肩に掛かったまま止まっているように見えた。
朝日のようなドラスティックな風情はないが月の赤さは冷たさを感じさせないのがよい。


夜は7時から集落の常会が開かれた。
収穫祭を12月7日に開くという。
また、公園の落成式も同時にやりたいが、大工の作業に掛かっているという。
3年越しの公園の落成 いつになることだろうか?

コメント (10)
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