4月6日(金) 空気が冷たい朝 午前中から雪 夕方には満月が昇
昼間の雪がウソのように満月が登った。薪割りの片付けを終えたときは夕闇が迫って浅間山は朝から雪雲を払いのけるのに葛藤していたように見えたが、まさか、昼間の天気からは、これほどに満月が望めると思えなかった。
満月に 暖を運べと 願をかけ 雪ふる春に 花のたよりを(哉)
朝は太陽が昇ったが、直ぐに北から流れてくる雲に被われた。俺が外仕事にでたときは、まだ陽が射し僅かだが弱い影を落としていた。先週に運び込んだ薪材を40cmの球切りにして割る作業を始めた。
積んである太い樹を切りだすと直ぐに雪が舞い始めた。直ぐに止むだろうと雨合羽を着ることもなくチェンソーを呻らせていたが、全て切ったころは背中が冷たくなるほど雪が降り出していた。
薪割りは下屋の中で始めたが寒い。氷雨は直に当たらないが、濡れた作業着の上に雨合羽を着たので、余計に躰に冷たく感じる。昼飯を摂ったあと休憩は軽トラの運転席に逃げ込み、しばし、暖房に助けを求めた。
午後になっると辺りは一層白くなりだした。春の雪は直ぐに溶けるのだが、今日は気温も低いようだ。薪割りをする前に剪定枝などが貯まっていたので火を着けたが、雪が降っても消えることなく、がんばっているが、近くによって暖を取るほどの火力はない。
焚き火の脇の畑ではルバーブが赤い芽を出していたが、まだ早い。このまま放置しておくと新しい芽は霜でやられてしまう。積んであった草の乾いた部分を上に厚くかけてやった。ことしはルバーブのジャムでも作るか?
切った薪を全て割り下屋に積み上げると、顔をだした太陽は直ぐに西側の山に姿を消した。片付けを終えて東の浅間山を見ると、曇の隙間から太陽が細く二カ所を照らしていた。朝から頂上を曇の中に隠していたが、この時間になってやっと全景を見せるようになった。